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物流は『あらゆる業界の血流』である ~『図解でスッと頭に入る物流』を読んで~

2026.05.25 (月)

 

年平均4%で、
安定成長を続けている業界がある。

そう聞いて、
皆さんは何を思い浮かべますか?

AI?
半導体?
医療?

垰本泰隆も先日、
ある方からそう聞かれて、
思わず止まってしまいました(汗)。

その答えは「物流業界」。

言われてみれば、確かにそうです。

ネット通販が当たり前になるなど、
私たちの生活も、企業活動も、
物流なしでは成り立ちません。

モノが動かなければ、経済も止まる。

だから物流は、
単なる「運送業界」ではなく、
社会インフラそのものなのだと、
改めて感じます。

そんな
「知っているようで、実は知らない物流」
を体系的に学ぶために読んだのが、

『図解でスッと頭に入る物流』

図解でスッと頭に入る物流'26 (書籍)

監修の小野塚征志さんは
ローランド・ベルガーのパートナーとして、
物流・サプライチェーン分野を専門とし、

経済産業省
「産業構造審議会 商務流通情報分科会 流通小委員会」委員、
国土交通省
「総合物流施策大綱に関する検討会」構成員なども歴任。

物流政策、物流DX、
サプライチェーン改革など、
日本の物流戦略に深く関わってきた人物です。

だからこそ本書は、
単なる物流の入門書では終わっていません。

現場論だけでなく、
「物流を国家レベル、世界レベルでどう見るか」

という視点が、随所に盛り込まれています。

が、タイトル通り、
とにかくわかりやすいのも特徴。

小難しい専門用語を極力避けながら、

・物流の6つの機能
・輸送ルートの基本構造
・物流会社の分類
・倉庫と配送センターの役割
・サプライチェーン
・物流DX
・AI化、自動化
・国際物流の要所

などを、図解で直感的に
理解できる構成になっています。

「図解でスッと頭に入る」
というタイトルに、偽りなしでした。

特に印象的だったのは、
地政学リスクと物流の関係。

例えば、ホルムズ海峡。

あるいは、スエズ運河、
主要港湾、巨大空港。

「どこが止まると、何が止まるのか?」

これらが、
とてもわかりやすく整理されています。

つまり本書は、物流の本でありながら、
“世界経済の流れ”を理解する本でもあり、
めっちゃ勉強になったうえに面白かった♪

『図解でスッと頭に入る物流』

図解でスッと頭に入る物流'26 (書籍)

===ここから目次===
はじめに
プロローグ 写真から”世界の物流”を見る
CHAPTER1 世界の物流の「いま」と「これから」
CHAPTER2 知っておきたい物流の基本
CHAPTER3 地図で読み解く世界の物流事情
CHAPTER4 くらしを支える日本の物流事情
参考文献
===目次ここまで===

物流が止まれば、仕入れも止まる。

製造も止まる。販売も止まる。

つまり、利益そのものが止まる。

しかも今後は、
・人手不足
・物流2024年問題
・地政学リスク
・脱炭素
・AI、自動化

など、物流を取り巻く環境は、
さらに大きく変化していきます。

だからこそ、
物流を「運送会社の話」
として片づけてしまうのは、
かなり危険だと感じました。

危機が起きた時、
ニュースの意味を瞬時に理解できるか?

自社への影響を、
どれだけ早く把握できるか?

その差は、
こうした基礎知識の有無で決まる。

物流は、
「あらゆる業界の血流」です。

だからこそ、
物流を理解することは、
単なる業界知識ではなく、
経営そのものを理解することにつながる。

そう感じさせられた一冊でした。

・経営者
・リスク管理責任者
・製造業の経営幹部

といった方々には
特におすすめの一冊、

『図解でスッと頭に入る物流』

図解でスッと頭に入る物流'26 (書籍)

ぜひ、読んでみてください。

=====================

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