
株式会社
北海道 PVGS
『若者がわからない』。
そんな声を、今週だけで
何度聞いたかわかりません。
あえて仔細は書きませんが、
Z世代に関する件が世間を賑わせた今週、
ちょうど垰本泰隆も、
お客様から下記のような話をお聞きしました。
「何を考えているのかわからない」
「注意すると辞める」
「距離感が難しい」
「やる気があるのかないのか読めない」
ただ、残念ながら、
私は人事の専門家でも、
Z世代研究の専門家でもありません(汗)。
だからこそ、
断定ではなく、
一緒に模索するしかない。
そんな気持ちで読んだ一冊があります。
『無敵化する若者たち』
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著者は、
金沢大学融合研究域教授の金間大介さん。
イノベーション論、
モチベーション論を専門とし、
現在は若手人材の育成研究に力を注ぐ研究者です。
Z世代関連の本は、
今や本当に山ほどあります。
ですが本書は、多くの書店で
ベストセラー入りするなど、
明らかに一歩抜けている。
読んでみて、
その理由がわかりました。
若者の“解像度”が、
異常に高いんです。
しかも、妙にリアル。
机上論ではなく、
「ああ、確かにこういう場面ある…」
という描写が続きます。
本書は、
・リクルート就職みらい研究所
「大学生・大学院生の『働きたい組織の特徴』」
・著者独自調査
「若者の5年後の幸福度調査」
・World Values Survey(WVS)
などのデータをもとに、
現在の若者たちの実像を分析しています。
たとえば、
こんな特徴が紹介されます。
<誰かが設定したものを、自分から修正しようとしない>
<自らの行動に対し、とにかく言い訳を求める>
<きっちり男女で分かれる傾向にある>
さらに驚かされたのが、恋愛観、仕事観、
努力に対する感覚、職場選びの基準。
ここまで違うのか…
と、正直かなり衝撃でした。
『無敵化する若者たち』
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本書が面白いのは、
単なる「若者論」で終わらないところです。
最終的には、
「では、どう接するべきか」という、
現場目線の話に踏み込んでいきます。
特に印象的だったのが、
若者対応のNG集。
なかでも、
「転送不可」「火気厳禁」など、
“無敵世代に貼りたいシール5選”
のくだりは、かなり秀逸でした。
思わず笑ってしまうのですが、
笑いながら、「ああ…あるな…」
と考え込んでしまう。
この絶妙なリアリティが、
本書最大の魅力だと思います。
===ここから目次===
はじめに 均一化する大学の中で
第1章 安定思考が止まらない
第2章 今の子たちは窮屈でかわいそうな存在か
第3章 「がんばるくらいならこのまま衰退していい」6割
第4章 理想の上司はとにかく全部わかりやすく教えてくれる人
第5章 気づかい世代の40、50代と「鬼つよメンタル」の20代
第6章 男子はこっち、女子はあっち
第7章 なぜ「安定志向の若者たち」は生まれたのか
第8章 先輩世代の皆さんへ
最終章 若者世代の皆さんへ
おわりに 新しい幸福点からの景色
===目次ここまで===
もちろん、だからといって、
何でも若者に迎合すべき、
とは私も思いません。
著者自身も、
そこは非常に冷静です。
腫れ物に触るように扱え、
と言っているわけではない。
むしろ重要なのは、
「相手の特性を理解したうえで、
こちらがどう振る舞うか」
なのだと思います。
経営者も、管理職も、現場リーダーも、
感覚論だけでは、
もう通用しない時代なのかもしれません。
だからこそ、
若者を批判する前に、
まず“理解する材料”として、
この本はかなり価値がある。
少なくとも私は、
かなり勉強になりました。
Z世代との距離感に悩む方には、
一度読んでみてほしい一冊です。
『無敵化する若者たち』
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最近、垰本泰隆のお客様の間でも、
AI投資をはじめとした
デジタル投資の動きが一気に加速しています。
・生成AIの導入。
・業務自動化。
・営業DX。
・クラウド活用。
・データ分析などなど。
以前は「大企業の話」と
思われていたものが、
いまや中小企業にとっても、
避けて通れない
経営テーマになりました。
特に最近は、
「AIを活用して業務効率を上げたい」
「人手不足を補いたい」
「少人数でも利益を出せる体制を作りたい」
という相談が増えています。
ただ一方で、
「必要性は分かる」
「でもコスト負担が大きい」
「何から始めればいいか分からない」
そんな声も少なくありません。
そこで今日は、少しでも皆さんの
負担軽減になればと思い、情報提供です。
東京都の
「令和8年度中小企業デジタル導入促進補助事業」
の公募が始まります。

▼公式ページはこちら
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/jigyo/digital-tool.html
申請期間は、
令和8年6月11日(木)~7月3日(金)です。
かなり短期間ですので、
「使えるかもしれない」と思った方は、
早めの確認と準備をおすすめします。
こうした制度は、
“知っていた会社”と
“動いた会社”が前に進みます。
逆に言えば、
「そのうち考えよう」と
後回しにしている間に、
競争力の差が広がっていきます。
AIもDXも、
もはや「やるかどうか」ではなく、
“どう活用するか”の時代です。

もちろん、
何でもデジタル化すれば
いいわけではありません。
大切なのは、
「自社に合った形で活用すること」です。
だからこそ、
まずは制度を知り、選択肢を持つこと。
それだけでも、
経営の可能性は大きく広がります。
気になる方は、
ぜひ一度チェックしてみてください。
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来月から、東京都中小企業振興公社の
「経営力強化に向けた
創意工夫チャレンジ促進事業(賃上げ重点コース)」

第1回申請受付が始まります。
垰本泰隆のお客様でも、
申請準備を進めている企業があります。
今回の制度は、
単なる設備導入支援というよりも、
「現場の工夫」
「業務改善」
「生産性向上」
「付加価値向上」
を通じて、
企業の経営力強化と
賃上げにつなげていくことを
目的とした制度です。
特に中小企業では、
「大きな投資は難しい」
「でも、もっと効率化したい」
「人手不足を改善したい」
「利益体質を強化したい」
そんな悩みを抱えている会社も多いと思います。
実際、劇的な改革よりも、
“現場の小さな改善の積み重ね”が、
会社を強くするケースは少なくありません。

たとえば、
・業務フローの見直し
・作業効率化
・省力化
・デジタル化
・独自ノウハウの仕組み化
こうした取り組みが、
結果として利益改善につながり、
賃上げ余力を生み出していきます。
今回の制度は、
そうした「創意工夫」を
後押ししてくれる制度とも言えます。
もちろん、補助金は
「出せば通る」ものではありません。
ですが、申請準備を進める過程で、
・自社の強み
・改善余地
・市場での立ち位置
・今後の方向性
を整理できること自体が、
大きな意味を持ちます。
実際、
採択される企業には共通点があります。
それは、
「自社が何を強みにして、
どう利益を生み出すのか」を、
経営者自身が
明確に言語化できていることです。
補助金申請は、
単なる資金調達ではありません。
“自社の未来を整理する機会”
でもあります。
来月から第1回受付が始まりますので、
「自社でも対象になるのか?」
「どんな取り組みが該当するのか?」
「今から準備して間に合うのか?」
気になる方は、
早めに情報収集と検討を
始めることをおすすめします。
制度詳細は下記、
東京都中小企業振興公社の
公式ページでご確認ください↓
https://x.gd/T1bS4
補助金は、
「募集開始してから動く会社」よりも、
“募集前から準備していた会社”
の方が、圧倒的に強い。
今回も、その差が大きく出る気がしています。
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昨日(2026年5月25日)、
「事業性融資推進法」が施行され、

新たに
「企業価値担保権」という
制度がスタートしました。
名前だけ聞くと
難しそうですが、簡単に言えば、
「土地や建物だけではなく、
会社そのものの価値を見て融資しよう」
という、新しい金融の考え方です。
これまで日本の中小企業融資は、
不動産担保や経営者保証が
重視されてきました。
つまり、
「どんな事業をしているか」よりも、
「何を担保に出せるか」が優先されやすかった。
そのため、
・技術力がある。
・固定客もいる。
・将来性もある。
それでも、
「担保不動産がない」
「保証余力がない」
という理由で、
資金調達に苦しむ企業も
少なくありませんでした。
今回始まった「企業価値担保権」は、
そうした流れを変えようとする制度です。
たとえば、
・技術
・ノウハウ
・ブランド
・顧客基盤
・人材
・取引先との関係
・将来のキャッシュフロー
などを含めた、
“事業全体の価値”を金融機関が評価し、
融資につなげていく方向へ舵を切りました。
つまり、「この会社は今後、
継続的に価値を生み出せるか?」
を見ようということです。
これは特に、
・スタートアップ、
・事業承継企業、
・第二創業企業、
などにとって
大きな意味を持つ可能性があります。
たとえば、
事業承継直後の会社は、
財務内容が一時的に
弱くなることがあります。
しかし実際には、
・長年の顧客、
・地域での信用、
・技術力、
・社員の力、
といった、
“数字に見えにくい資産”を
持っているケースが多い。
今回の制度は、そうした価値を
金融側がより評価しやすくすることを狙っています。
ただし、
誤解してはいけないのは、
「この制度が始まったから、
誰でも簡単に借りられる」
わけではない、ということです。
むしろ今後は、
金融機関も、
・業界理解
・事業分析
・将来予測
・継続的モニタリング
といった、“目利き力”が
強く求められることになります。
同時に、
経営者側にも変化が求められます。
これからは、
「うちの会社の強みは何か」
「なぜ顧客に選ばれているのか」
「将来どう成長するのか」
を、言語化して説明できる会社ほど、
金融機関との対話がしやすくなるはずです。
垰本泰隆は、
この制度は単なる融資制度ではなく、
「企業を見る目を変える挑戦」
だと感じています。
不動産を見る金融から、
事業そのものを見る金融へ。

もしこの流れが本格化すれば、
・中小企業金融、
・事業承継、
・地域経済、
・スタートアップ支援、
これらの景色は
大きく変わるかもしれません。
一方で、制度を作ることと、
現場で本当に機能することは別問題です。
・実際に銀行がどう運用するのか。
・どんな企業が活用できるのか。
・融資実務はどう変わるのか。
これから注目していきたいテーマです。
制度の詳細については、
まず金融庁の一次情報を
見るのがおすすめですので、
下記にリンクを貼っておきますね。
・金融庁「企業価値担保権」
https://www.fsa.go.jp/policy/kigyoukachi-tanpo/index.html
・金融庁「制度概要(PDF)」
https://www.fsa.go.jp/policy/kigyoukachi-tanpo/seido_gaiyou.pdf
・金融庁「FAQ」
https://www.fsa.go.jp/policy/kigyoukachi-tanpo/kigyoukachitanpoken_faq.pdf
・e-Gov法令検索「事業性融資の推進等に関する法律」
https://laws.e-gov.go.jp/law/506AC0000000052
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年平均4%で、
安定成長を続けている業界がある。
そう聞いて、
皆さんは何を思い浮かべますか?
AI?
半導体?
医療?
垰本泰隆も先日、
ある方からそう聞かれて、
思わず止まってしまいました(汗)。
その答えは「物流業界」。
言われてみれば、確かにそうです。
ネット通販が当たり前になるなど、
私たちの生活も、企業活動も、
物流なしでは成り立ちません。
モノが動かなければ、経済も止まる。
だから物流は、
単なる「運送業界」ではなく、
社会インフラそのものなのだと、
改めて感じます。
そんな
「知っているようで、実は知らない物流」
を体系的に学ぶために読んだのが、
『図解でスッと頭に入る物流』
![]() |
監修の小野塚征志さんは
ローランド・ベルガーのパートナーとして、
物流・サプライチェーン分野を専門とし、
経済産業省
「産業構造審議会 商務流通情報分科会 流通小委員会」委員、
国土交通省
「総合物流施策大綱に関する検討会」構成員なども歴任。
物流政策、物流DX、
サプライチェーン改革など、
日本の物流戦略に深く関わってきた人物です。
だからこそ本書は、
単なる物流の入門書では終わっていません。
現場論だけでなく、
「物流を国家レベル、世界レベルでどう見るか」
という視点が、随所に盛り込まれています。
が、タイトル通り、
とにかくわかりやすいのも特徴。
小難しい専門用語を極力避けながら、
・物流の6つの機能
・輸送ルートの基本構造
・物流会社の分類
・倉庫と配送センターの役割
・サプライチェーン
・物流DX
・AI化、自動化
・国際物流の要所
などを、図解で直感的に
理解できる構成になっています。
「図解でスッと頭に入る」
というタイトルに、偽りなしでした。
特に印象的だったのは、
地政学リスクと物流の関係。
例えば、ホルムズ海峡。
あるいは、スエズ運河、
主要港湾、巨大空港。
「どこが止まると、何が止まるのか?」
これらが、
とてもわかりやすく整理されています。
つまり本書は、物流の本でありながら、
“世界経済の流れ”を理解する本でもあり、
めっちゃ勉強になったうえに面白かった♪
『図解でスッと頭に入る物流』
![]() |
===ここから目次===
はじめに
プロローグ 写真から”世界の物流”を見る
CHAPTER1 世界の物流の「いま」と「これから」
CHAPTER2 知っておきたい物流の基本
CHAPTER3 地図で読み解く世界の物流事情
CHAPTER4 くらしを支える日本の物流事情
参考文献
===目次ここまで===
物流が止まれば、仕入れも止まる。
製造も止まる。販売も止まる。
つまり、利益そのものが止まる。
しかも今後は、
・人手不足
・物流2024年問題
・地政学リスク
・脱炭素
・AI、自動化
など、物流を取り巻く環境は、
さらに大きく変化していきます。
だからこそ、
物流を「運送会社の話」
として片づけてしまうのは、
かなり危険だと感じました。
危機が起きた時、
ニュースの意味を瞬時に理解できるか?
自社への影響を、
どれだけ早く把握できるか?
その差は、
こうした基礎知識の有無で決まる。
物流は、
「あらゆる業界の血流」です。
だからこそ、
物流を理解することは、
単なる業界知識ではなく、
経営そのものを理解することにつながる。
そう感じさせられた一冊でした。
・経営者
・リスク管理責任者
・製造業の経営幹部
といった方々には
特におすすめの一冊、
『図解でスッと頭に入る物流』
![]() |
ぜひ、読んでみてください。
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