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一流投資家の多くが口にするキーワード。それは「忍耐」。

2023.09.30 (土)

 

仕事柄、投資家に
お会いすることが
ちょくちょくあります。

垰本泰隆もかつて
ベンチャーキャピタルに
勤務していたので

投資家の思考回路は
理解しているつもりですが

一口に投資家と言っても
考え方や投資スタイルは
当然ながら千差万別。

デイトレーダーのように
超短期志向の方もいれば

ウォーレン・
バフェットさんのような
超長期志向の方もいる。

個人的には後者の
考え方に賛同しているので

クライアント企業さんには
長期投資の視点を大切にする
投資家さんと良い関係を
築くことをおススメし
そのサポートをしています。

と、少々前置きが
長くなりましたが

何事も
相手と良い関係を築くには
相手の考え方を知ることが
欠かせないですよね。

というわけで
最近皆さんに
参考書として
おススメしているのが

『一流投資家が
人生で一番大切にしていること』↓

一流投資家が人生で一番大切にしていること

金融ジャーナリストである
著者のウィリアム・グリーンさんが

30年という長い時間をかけて
世界の一流投資家に
インタビューした内容を
まとめたものです。

どの投資家も
投資の神様ともいえる
グレアムさんやバフェットさんの
考え方をベースにしていますが

少しづつ戦略が哲学が違っており
私は非常に興味深く
読ませてもらいました。

おそらく多くの方は、この

『一流投資家が
人生で一番大切にしていること』から

一流投資家が人生で一番大切にしていること

投資で勝つための哲学を
学びとりたいという動機で
読んでいるのだと思いますし
私にもその思いはあります(笑)

が、私はそれ以上に

投資家から
投資を受ける(受けたい)
企業さんが

ここで紹介されている
一流投資家の思考法を知ることで

いかにすれば
自社がそれらの投資家から評価され
投資を受けることができるのか?

というヒントを
是非掴んでいただきたいと思います。

===ここから目次===

序 章 投資家は何を考えているのか
第一章 ウォーレン・バフェットの模倣者
第二章 孤独をいとわない
第三章 すべては変化する
第四章 倒れない投資家
第五章 シンプルは究極の洗練
第六章 ニックとザックの大冒険
第七章 ハイパフォーマンスを生む習慣
第八章 愚行をつぶす
エピローグ 富の向こう
謝辞
訳者あとがき
補足と参考文献

===目次ここまで===

『一流投資家が
人生で一番大切にしていること』↓

一流投資家が人生で一番大切にしていること

400ページを超える大作ですが
読んでおいて損はない!

というか
読まないと損だと思います♪

=====================

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相場よりも高く貸したりとか、安く借りたりとかも、できちゃうわけで。。。

2023.09.29 (金)

 

「他の事例も教えてください!」

というお声を
下記を読んでくださった方々から
https://onl.tw/KSAA7Lp

頂戴したのでm(__)m

IPO(新規株式公開)を
果たす上で障壁となる
関連当事者取引の
事例をもう一つ紹介します。

それは、不動産の貸し借り。

たとえば
会社が使用している
事務所の建物や土地を

社長が個人で所有していて
会社から賃料をもらっていたり

社長が住む自宅を
会社が所有していて
社長が会社に
家賃を支払っているようなケース。

まあ、これらも
ぶっちゃけ中小の
オーナー会社では
よくあるケースですよね。

きのうのケースと同じく
https://onl.tw/KSAA7Lp

これらも適法な手続きを
していれば違法行為ではない。

が、以前も述べた通り

関連当事者は
会社に重要な影響力を
及ぼすことができるわけです。

となると?

上記の事例で言えば
会社が相場よりも高い賃料を
社長に払うことでもできるし

その逆に
社長から受け取る家賃を
相場よりも著しく安くすることも

やろうと思えば出来てしまう。

くわえて
一時的に資金繰りなどが
厳しいなどの事情があれば

支払いを止めたり
猶予したりなんてことも
裁量で出来てしまうわけです。

きのう事例にあげた
お金の貸し借りもそうだけど
これが普通の商取引、

銀行からの借り入れや
赤の他人から
不動産を借りていたら
そうはいかないですよね。

というわけで
このような関連当事者取引も
まず間違いなく
解消を求められると
覚えておいてくださいね。

そしてこれらが
問題になるのは
なにもIPOにかぎった話ではない。

多くの未上場企業が
今後は直面すると思いますよ。

だいたい察しが
つくと思いますが
ちょいと考えてみてね。

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中小企業では、大なり小なり行われている、アレも原則NGです。

2023.09.28 (木)

 

「いままでは
普通にやっていたことが
できなくなるんですね。。。」

というお声を
ちょくちょく耳にするのが

IPOを果たす上では
原則として解消を求められる

関連当事者取引。
(とは?については下記↓)
https://onl.tw/TiyZZQC

きのう下記でお約束したとおり
https://onl.tw/zn8r5ta

本日は事例を紹介します。

まず最初に
未上場会社であれば
大なり小なりあるケース。

それは、
社長をはじめとする役員が
自分たちの会社に
お金を貸し付けたり

会社からお金を
借りたりすること。

とくに前者については
一時的な資金繰りなどで
まあ、普通にやりますよね。

後者については
事情は人それぞれなので
あえて書きませんがw

で、この会社と役員との間で
おこなわれるお金の貸し借りは

契約書類ほか
手続きをきちんと踏めば

ご存じのとおり
違法行為ではないわけです。

が、IPOの審査上は
まず間違いなく解消を
求められる事例の一つです。

その理由(背景)は
この事例にかぎらず
関連当事者取引の全てに
あてはまることなので

ちょっと硬くるしく
長めになりますが
重要なので
以下に書いておきます。

===ここから===

関連当事者は
繰り返し書いてきたとおり
会社の意思決定に
重要な影響を与えることが
できる個人または法人です。

うがった見方だと
思われるかもしれませんが

そのような関連当事者は
その立場を悪用すれば
会社が得た利益を
自分の利益に
横流しすることも可能となります。

そのような
関連当事者取引を認めれば、
上場会社やIPOを目指す会社の、

少数株主や
これから株主になり得る
潜在的投資家が得られるはずであった

配当やキャピタルゲインが
意図的に奪われることとなり、
公正とは言えません。

===ここまで===

上記に対して
皆さんそれぞれに
思うところはあるでしょう。

が、ひとこと
ぶっちゃけた言い方を
させてもらうと

「会社のものは俺のもの!」

という
ジャイアンな方は(爆)
IPOはできませんので、
悪しからずご了承くださいませ。

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IPOを果たす上で求められる、関連当事者取引の解消。

2023.09.27 (水)

 

世間を騒がしている
ビッグモーターのような
問題が起きる温床に
なるんですよね?

というコメントを
下記をお読みくださった方から
いただきましたm(__)m
https://onl.tw/TiyZZQC

ビッグモーターの件は
言い方が悪いけど

そのなれの果てだと
私は考えています(爆)

と、前置きは
ここまでにしてw

昨日書いた
関連当事者の件。
https://onl.tw/TiyZZQC

おさらいすると
関連当事者とは

「企業に対して
重要な影響力を及ぼすことが
可能である個人または法人」

でしたね。

そして上記文中にある、

「重要な影響力を及ぼす」

とは、

「やろうと思えれば
好き勝手にやりたい放題できる」

と、極論
言いかえることができます。

で、そのやったことが
法に触れる行為ならば
それぞれの法に基づき
処罰をされるだけですが

法には触れないけれど

「んー。これはどうかなあ・・・」

なんてことがあり

それを
「関連当事者取引」と呼びます。

IPO(新規株式公開)を
果たす上においては

原則として
それらの関連当事者取引を
解消することが求められます。

で、具体的には
どんな取引があるのか?

ついては
中小企業経営者の皆さんは
ピンとくるかもしれませんね。

それらの事例については
後日、書ける範囲での
体験談も交えて
ご紹介いたしますね。

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どの会社にも必ず存在する、関連当事者とは?

2023.09.26 (火)

 

IPO(新規株式公開)の
準備をおこなっていると

耳慣れない言葉が
たくさん出てきます。

その中でも今日は
どの会社にも必ず存在する

「関連当事者」について

説明したいと思います。

関連当事者とは?

「企業に対して
重要な影響力を及ぼすことが
可能である個人または法人」

のことで、会計基準で
以下の個人や法人が
関連当事者に該当すると
定められています。

① 親会社

② 子会社

③ 財務諸表作成会社と
同一の親会社を持つ会社(兄弟会社のこと。垰本追記)

④ 財務諸表作成会社が
他の会社の関連会社である場合における
当該他の会社(その他の関係会社)
ならびにその親会社及び子会社

⑤ 関連会社及び当該関連会社の子会社

⑥ 財務諸表作成会社の主要株主及びその近親者

⑦ 財務諸表作成会社の役員及びその近親者

⑧ 親会社の役員及びその近親者

⑨ 重要な子会社の役員及びその近親者

⑩ ⑥から⑨に掲げる者が
議決権の過半数を自己の計算において
所有している会社及びその子会社

⑪ 従業員のための企業年金
(企業年金と会社との間で
掛金の拠出以外の重要な取引を行う場合に限る)

えー。こんなの
覚えられないよ!

表現も小難しいし。。。

はい。その通りですし
試験問題じゃないので
上記を丸暗記する
必要はありません。

繰り返しになりますが

関連当事者は

「企業に対して
重要な影響力を及ぼすことが
可能である個人または法人」

というところだけ
覚えておいてください。

大事なことはその先、

関連当事者の何が問題で
そのために何をしなければ
ならないのか?

ですから。

それについては
長くなりそうなのでw
後日、説明しますね。

=====================

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