株式会社
北海道 PVGS
いまや全国各地で
当たり前になった
スタートアップのピッチイベント。
きのうもその関係で
個別メンタリングを
させてもらいました。
ピッチイベントは
投資家をはじめとした
支援者との出会いが広がるなど
スタートアップ経営者に
メリットがある一方で
以前よりも
出会いのハードルが下がったせいか
ちょっと考えが甘くないかな?
というスタートアップ経営者が
ちょっと増えたと垰本泰隆は感じています。
というわけで今日は
そんな私の気持ちを
まさに代弁してくれたと
言っても過言ではない
『悪いこと言わないから
「起業」はやめておけ』を
![]() |
ご紹介します。
著者は20歳で
最初の会社を作ったものの1年弱で廃業。
その後に設立した物流商社が
グループで売上100億円を突破と
順調だった矢先に、
共同代表と株主に裏切られて解任、失脚。
その後に再起し現在は
オーナーとして非上場会社12社、
上場会社2社、合計14社の経営を
見ているという、超波乱万丈な
経営者人生を歩んでいる中村真一郎さん。
書きぶりは
実にざっくばらんですが
著者が経験から体得した教訓は
やはり凄みと説得力が違います。
著者は
「金まわり」と「営業」を
ハナから他人まかせにする人は
起業家、経営者には向いていないので
大やけどするからやめておけと言っており
これがタイトルの
意図だと私は思います。
そのうえで
「金まわり」と「営業」を
自らがおこなう覚悟を
決めた方に対して
未経験者でもOK!
ゼロからどうすればいいかを
本書でアドバイスしています。
『悪いこと言わないから
「起業」はやめておけ』
![]() |
===ここから目次===
はじめに
第1章 経営者になるための「心構え」
第2章 プロ経営者への道 準備を進める
第3章 起業に必要な「お金」のこと
第4章 うまくいかない会社に足りない「営業力」
第5章 起業家が知るべき「組織運営力」
第6章 経営力のある人に勧めたい「起業のカタチ」
おわりに
===目次ここまで===
起業家に刺さる言葉が
数多くありましたが
そのなかでも
「創業支援融資」を
受けるのはやめておけ!
が一番印象に残りました。
現下のスタートアップ支援の
施策に真っ向から反論するもので
関係者は顔をしかめるでしょうが
著者がそう言う理由が実に深く
財務や資金の相談に日々のっている
私は心から賛同でしたね。
『悪いこと言わないから
「起業」はやめておけ』
![]() |
これから起業する方はモチロン
すでに起業した方も読んでおくべき
一冊だと思います。
=====================
↓ビジネスに役立つ気づきを配信!
メルマガ「ご縁ゴト」お申し込みは下記より↓
https://bit.ly/3o1Odl1
企業が保有する
事業の全部または一部を
ほかの企業に売却する事業譲渡。
おもに大企業が
選択と集中なんてのを理由に
事業の一部を売却する目的で
活用されることが多いですね。
ちょっと前になりますが
有名どころで言えば
ソニーがVAIO(パソコン事業)を
日本産業パートナーズに譲渡したケースや
日立製作所が家電事業を分離・売却
(いったん家電事業を分社化した後
中国の美的集団(Midea Group)
に株式の過半数を売却)
したケースなどが
事業譲渡の例としてあります。
が、中小企業同士では
垰本泰隆の現場感覚をふくめ
申しあげると
大企業ほどには
事業譲渡の手法は活用されていない。
なぜか?
細かいことまで挙げたら
きりがないので絞って書くと、
事業譲渡は
契約手続きなどが複雑になることが多く、
事と次第によっては許認可の再取得や
取引先との再契約が必要になったりする。
ええ、つまりは
面倒くさくて大変だということ(笑)
が、徐々にではあるが
中小企業同士、あるいは
中小企業から大企業への
事業譲渡というケースも出てきた。
きのうも
中小企業から大企業への事業譲渡で
譲渡側のオーナーから
相談を受けていましたので。
てなわけで
面倒くさくて大変な事業譲渡において
譲渡側に気を付けてほしいことを
後日、書いてみたいと思います。
=====================
↓ビジネスに役立つ気づきを配信!
メルマガ「ご縁ゴト」お申し込みは下記より↓
https://bit.ly/3o1Odl1
「業績が著しく
悪化し続けた場合は
上場廃止基準に抵触するかもしれませんね。」
と垰本泰隆が書いた件で(下記↓)
https://x.gd/KgsiU
「具体的にどうなると
上場廃止基準に抵触するのか?」
という質問が
複数寄せらせたので
この場で回答しますね。
業績が著しく悪化し続ける、
すなわち赤字が続きに続いて
その結果・・・
債務超過になった場合は
上場廃止基準に抵触します。
東京証券取引所(東証)は
上場を維持するための基準として
「純資産額が正であること」
と定めていますからね。
(参考:東証Webサイト)
https://x.gd/K2PCz
上記、東証のWebサイトにも
記載されているとおり
「純資産額が正であること」は
プライム、スタンダード、
グロースの各市場すべてに
共通する上場維持基準です。
なので、
ベンチャー企業や
スタートアップの
多くが目指すグロース市場は
赤字でも
新規上場(IPO)できるし
赤字続きでも
上場を維持している
会社がありますが
債務超過の会社は
当然ながら一社もない。
ほとんどの方には
釈迦に説法ですが、
赤字は原因(損益計算書。P/L)
債務超過は結果(貸借対照表。B/S)。
密接不可分ですが
混同されませんように。
=====================
↓ビジネスに役立つ気づきを配信!
メルマガ「ご縁ゴト」お申し込みは下記より↓
https://bit.ly/3o1Odl1
世間を騒がせている
フジテレビの一連の問題。
垰本泰隆も
思うところは多々あるが
それは置いといて、
「今回の件でフジテレビが
上場廃止になる可能性はありますか?」
という質問をいただきました。
それは東京証券取引所
(以下、東証)が
判断することなので
「ワカリマセン!」
なわけですが(爆)
それではアレなのでw
垰本泰隆の考えを
少々書きたいと思います。
ちなみに東証に上場しているのは
フジテレビではなく、その親会社の
フジ・メディア・ホールディングスです。
(以下、フジHDと記載)
(細かくてスミマセンm(__)m)
で、本題。
結論から書くと冗談抜きで
「ワカリマセン!」なんです。
なぜならば
本日(2025年1月28日)時点では
フジHDは
東証が定める上場廃止基準に
(以下リンクは東証の当該ページ)
https://x.gd/CUnLH
該当しているとは言えないから。
が、今後、
フジHDの第三者委員会で
調査をおこなった結果
新たな問題が露見したり
スポンサー離れが長期化して
業績が著しく悪化し続けた場合は
上場廃止基準に
抵触するかもしれませんね。
SNSの一部などで
根拠不明な本件絡みの
投稿などが見られますが
万が一、フジHDに
上場廃止の可能性が生じた場合は
本家本元の東証が
当然ながら世間に公表します。
しかも、いきなり
上場廃止とかは絶対になく
一定の猶予期間が
設けられますので
くれぐれも根拠不明の
情報に惑わされず
東証が発する
一次情報を確認してくださいね。
=====================
↓ビジネスに役立つ気づきを配信!
メルマガ「ご縁ゴト」お申し込みは下記より↓
https://bit.ly/3o1Odl1
「フェイクニュースに騙されるな!」
今やこの警告は
日常茶飯事ですね。
自らが
その発信者になるのは論外として
お互いに充分注意したいのが
フェイクな情報を
SNSなどで悪気なく
拡散してしまうこと。
その結果、最悪の場合
賠償責任が生じるほか
自らの社会的信用も失いかねません。
てなわけで垰本泰隆も
発信者の端くれとして
己を戒めるため
『フェイクニュース時代の科学リテラシー超入門』を
![]() |
読んでみました。
著者は40万部越えのベストセラー
『99.9%は仮説』で知られる
![]() |
サイエンス作家の竹内薫さん。
前著も面白かったが
本書も面白くて一気読みでした(^.^)
よく「科学的に正しい●●」
なんて説明や謳い文句がありますが、
著者は本書でまずは、
「科学的に正しい=最初から100%正しい」
ではないことを述べています。
なぜならば科学である以上、
反証が可能であるから。
ようは
今まで正しいとされていた科学的な根拠が
さらに研究や検証をした結果、
それが覆されて
あらたな科学的根拠が成立する
可能性があるということ。
そして著者いわく
今までの科学的根拠が
間違いだと証明する理論が出てきたときに、
自分の中で情報を修正し
アップデートできることが重要で
そういったリテラシーを持つと
フェイクや怪しげな情報から
身を守ると説いています。
『フェイクニュース時代の科学リテラシー超入門』
![]() |
===ここから目次===
はじめに
第1章 科学にまつわる「思い込み」の罠
第2章 あなたのまわりにひそむ「非科学的」思考
第3章 科学リテラシーを鍛える習慣
おわりに
参考文献
===目次ここまで===
「医者だからといって、
本当に専門家とは限らない」
「健康食品で使われる
「波動」はすべてインチキ」
「事故による死者数が
もっとも多いのは、実は水力発電」
などなど
「そうだったのか!」が
たくさん載っていて勉強になった一方
「現代社会は安全すぎて、
判断力が身につかない」という
著者の言葉が強く印象に残った。
そしてこれが
フェイクに翻弄される
原因の一つではないかと感じた次第。
『フェイクニュース時代の科学リテラシー超入門』
![]() |
フェイク情報から
身を守りたいと考える全ての皆さんへ、
楽しみながらも深い学びを得られる
お薦めの一冊です。
=====================
↓ビジネスに役立つ気づきを配信!
メルマガ「ご縁ゴト」お申し込みは下記より↓
https://bit.ly/3o1Odl1
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |