株式会社
北海道 PVGS
先月の雪まつり以降は
ピークアウトした感じですが
とはいえインバウンドが
絶えることがない北海道は札幌。
そして今や
ここは日本であって日本ではない!
なんて言っても
過言ではない場所が
北海道にはあります。
それは「ニセコ」。
パウダースノーの雪をもとめて
世界の富裕層がやってくるニセコは
皆さんも各種報道でご存じの通り
牛丼が2,000円!ビーフカレーが2,200円!
1泊15万円のホテルはザラで
170万円なんて超高額もチラホラ。。。
こんなことになる前に
呑気にSLに乗りに行った
昔が懐かしいなあなんて
思う垰本泰隆ですが(笑)
ニセコの今の姿は
他の地域でも他人事ではないと
鋭い分析をしている
『ニセコ化するニッポン』
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を読んでみました。
著者は都市ジャーナリスト、
チェーンストア研究家の谷頭和希さん。
本書ではニセコが
世界的観光地として変貌したその姿を
選択と集中による静かな顧客選別
(著者はこれを「ニセコ化」
と呼んでおり以下、その表現を引用)
が、おこなわれた結果と論じています。
またこのようなニセコ化は
たとえば東京の渋谷や新大久保などの
人気の街では例外なく
進んでいると論じています。
さらにニセコ化は
街や観光地のみならず
個別企業でもおこなわれており
成功事例としてスターバックスや
びっくりドンキー、
丸亀製麺やドン・キホーテを挙げ
一方でニセコ化できず
苦しんでいる事例として
イトーヨーカドーや
ヴィレッジヴァンガードを挙げ、
なぜニセコ化が
企業の業績を良くするのかを
鋭く分析しており
その内容に納得でした。
『ニセコ化するニッポン』
![]() |
===ここから目次===
はじめに
ニッポンであってニッポンではない場所「ニセコ」
第1章
「ニセコ化」とはなにか
第2章
「ニセコ化」する都市
第3章
成功の鍵は「ニセコ化」にあった
第4章
なぜ今、「ニセコ化」が生まれたのか
第5章
「ニセコ化」の波に乗れない企業とは
第6章
「ニセコ化」の裏ですすむ「静かな排除」
終 章
誰も「ニセコ化」からは逃れられない
おわりに
「ニセコ化するニッポン」を
ポジティブに生きるための三つのヒント
===目次ここまで===
一方で日本各地や
ニセコ化することで
疎外感や生きづらさを感じる
日本人が出てくるという
いわば影にも触れており
複雑な気持ちを抱いたことも事実。
著者もこの問題には
答えを出しきれないと
書いていますが
本書の最後にあった
「ニセコ化するニッポン」を
ポジティブに生きるための
三つのヒントをきっかけに
私も模索してみたいと思います。
『ニセコ化するニッポン』
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街づくりや
地域振興に関わる方は
ぜひ読んで欲しいですし
企業のマーケティング担当にも
多くの示唆を与えてくれる一冊です。
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