
株式会社
北海道 PVGS
「低格付けでも社債が
出せるようになるらしいですが、
実際どうなんでしょうか?」
最近、こうした質問を
受ける機会が増えています。
3月に日経新聞で
この制度改革が報道されて以来、
中小企業経営者の関心が
一気に高まっているためでしょう。
が、垰本泰隆は
このテーマは単なる
制度の話ではないと考えています。
本質は、
なぜ日本では社債が
使われてこなかったのか?

という構造的な問題です。
■日本の資金調達は極端に偏っている
日本企業の資金調達は、長らく
・銀行借入
・エクイティ(増資)
の2つに大きく依存してきました。
一方で欧米では、
・銀行
・社債(デット市場)
・エクイティ
がバランスよく使われています。
欧米では、
スタートアップですら
デット調達(社債・ローン)が
当たり前に使われています。
では、なぜ日本では
それが起きなかったのか?
■見えないボトルネック「社債管理者」
最大の理由は、制度にあります。
日本では社債を発行する際、
原則として「社債管理者」の設置が求められます。

これは投資家保護のために、
・元本の管理
・利払いの管理
・財務状況の監視
などを担う存在です。
仕組みとしては合理的です。
しかし問題は、そのコストです。
年間で数千万円規模になる
ケースも珍しくない。
これはスタートアップや
中小企業にとっては、
事実上「参入不可」と同義です。
■結果として何が起きたか?
この制度の結果、
・社債=大企業の資金調達手段
・中小企業=銀行依存
・スタートアップ=エクイティ依存
という構造が固定化されました。
つまり日本では、
市場から借りるという選択肢が
閉ざされてきたのです。
■今回の制度改革の位置づけ
今回の「低格付け債を
発行しやすくする」という話は、
この構造に対するメスです。
ただし、ここで
誤解してはいけないのは、
これは単なる規制緩和ではないという点です。
むしろ、
「誰に、どの条件でリスクを取らせるか」
という設計の見直しです。
というわけで次回は、
この制度改革の具体的な中身と、
どこまで現実的に使えるのかを
整理してみたいと思います。
=====================
↓ビジネスに役立つ気づきを配信!
メルマガ「ご縁ゴト」お申し込みは下記より↓
https://bit.ly/3o1Odl1
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | ||