株式会社
北海道 PVGS
誰しも「濃密」な人間関係があると思いますが
中でも、特にあり難いなと思うのが
学生時代の知人・友人・先輩後輩です。
利害なき時代に築かれた関係が、ビジネスの世界で
思わぬ出会いやコラボレーションをもたらしてくれることが
40代後半にもなってくると結構、出てまいりますねえ。
今回再会を果たしたのは、私が19歳の時から
お世話になっている大学ゼミの1年先輩のNさん。
今や売上1,000億円近い大手上場企業の部長さんです。
普通は私のような中小ベンチャー企業の経営者が
そう簡単にポンポン会えない立場になられました。
加えてしかも今回は、ご同僚の部長であるHさん
しかも地方創生事業に係る方をご紹介いただき
話に華が咲きました。
詳細を詳らかに出来ず申し訳ないですが、さすが大手企業。
やるコトのスケールがでかい。
この大手さんの取り組みを要約すると
地方創生事業の「プラットフォーマー」をされている。
対する弊社(北海道PVGS)は、スタッフと外注さん
合わせても数名の陣容で、北海道に特化した地方創生事業者。
最初「どこに接点が?」と一瞬思っちゃいましたが
話しを聞き、意見交換をして視えたものがありました。
例えて言うならば、大手企業は「クルーズ船」で
私ら中小ベンチャー企業は「タグボート」だなと。
クルーズ船は日本全国、いや世界中
海のあるトコロなら、どこにでも行ける。
つまり、資金力・人員がある大手だから出来ること。
一方、タグボートは外洋には出れず特定の港オンリーですが
小回りが効き、テリトリーの港を隅から隅まで熟知している。
そしてクルーズ船が港に寄港する際
着岸や離岸でタグボートが不可欠な存在です。
要は「ライバル」じゃなくて「相互補完」。
今回聞いたお話は、日本のどの地域でも汎用的に使える
正にプラットフォームで非常に興味深い。
が、そのプラットフォームを活かすには
各地方で地に足つけて地道に
情報収集して作り上げるコンテンツが欠かせない。
決してヒケラカスことなく、楽しく笑顔でニコニコ呑んでいた
NさんがHさんに私を結び付けて下さったのは
ここが狙いだったのかなと。
あくまで私見ですが、振り返り思ったのでした。
中小ベンチャー事業者の皆さん
是非、地域一番の「タグボート」を目指してみて下さいね。
カメラマンのAさんから届いた
取材動画のプロトタイプを見て、さすが「プロ」。
出来栄えに大満足(*^-^*)
プロなんだから、お金貰ってるんだから、そんなの当然でしょ?
なんて声がチラホラと聞こえてきそうですが
私はチョイと、そんな声に違和感を感じます。
私の考える「プロ」の要件の一つ、基本の「キ」は
お客さんからお金を頂戴して仕事する方は全員「プロ」。
年齢も性別も立場も職種も関係ありません。
仕事の対価としてお金を頂戴する以上は
サラリーマンも自営業者もみんな
その道の、その役割の「プロ」。
が、残念ながら多くの方は、自分が「プロ」であることに
無自覚になっちゃているんじゃないかと思います。
シビアな話をしちゃいますが
ITやAIによる技術革新が今までの仕事を消滅させるとか
そんな危機をあおる著作も多く書店の店頭に並んでおりますし
過日、カメラマンのAさんもこう言ってました。
「今はプロ並みの撮影が出来る機材が安く簡単に手に入るので
俺たちの仕事がどんどんなくなるよ。」と。
が、私が思うにAさんは仕事がなくならない。
だって、私は引き続きお願いしますしね。
何故か?
私はAさんの「技術」を買っているのではなく
Aさんの「主体性」を買っているから。
私が細かなディレクションをしなくても
私の意図を汲んで下さって
私が言わずとも「そうそう!それそれ!」を
「主体的」に形にしてくれるわけなんですよ。
「主体的」とは
「自分の意志などに基づいて行動するさま」という意味。
え?じゃあ、お客さんの意向は関係なく
自分勝手にやっていいの?ってそうじゃない。
お金を貰っているから
お客さんの注文通りに言われたことだけをやる。
じゃなくて、お金を頂戴し
お客さんの意図や意向を汲み
自分の意思という「主体性」を発揮して
商品やサービスをアクティブにポジティブに提供することが
主体的価値の提供だと、私は考えます。
今回私が感じたことは、過日読了した谷田千里さんの著作で
谷田さんが言わんとしていたことにも繋がるかと。
(↓過日のブログは、下記よりご覧いただけます↓)
https://hokkaidopvgs.jp/date/2020/02/16/
つまり、これから残念ながら滅びゆく職種なり仕事なり人材は
言われたことを、言われたとおりにやる。コトなり、ヒトです。
自分や自社がそうなっていないか今一度、点検して下さいませ。
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