北海道PVGSは「地域活性化のプロデュース」を行う会社です

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囲い込みが度を超えると「澱み」を生む。

2020.01.16 (木)

 

 

 

ブログの読者さんにはお馴染み?の札幌の中心部

狸小路の5丁目に面した三条美松ビルにある

「cantine SEL(カンティーヌセル)」さん。

(↓お店のフェイスブックページ↓)
https://www.facebook.com/cantine.SEL/

 

 

オーナーシェフの黒滝さんが独立開業された7年前から

お前、入り浸りすぎだろ(爆)と、ツッコミを受けそうな位

お世話になっております(^^;)。

黒滝さんは北海道芦別のご出身ですが、学校を卒業された後

長年、関東で修行され10年ほど前(合ってるかな?)に

北海道に戻って飲食店でお仕事された後に、独立されました。

 

黒滝さんは常に、チャレンジと行動の人で

自分の知識や人脈を出し惜しみしない。

そんなお人柄に助けられ(深謝!)

私も公私に渡り、多大にお世話になってます(*^-^*)

 

先週の三連休を利用し、黒滝さんはご家族で

九州は福岡と長崎を旅行されてました。

 

 

九州には少なからぬ、ご縁を頂戴している(感謝)

私と、昨晩は大いに福岡の話で盛り上がった訳です。

 

 

楽しい会話でしたが、一方で感嘆しました。

プライベートな旅行なのに、自分の五感をフル活用され

福岡の活況や飲食店の状況を見て、自分なりにそれを咀嚼して

ご自分の店はもとより

札幌や北海道にどう活かすかを考えてる。

福岡と札幌は土地も環境も違うから

土台、仕方ないよ的な厭戦気分を持たず

無いモノねだりをしたりとかをせずに。

 

 

そう「無い」から仕方ないよ。じゃなくて

「あるモノ」を、どう活かして、伸ばしていくかの発想。

そういう発想の持ち主だからでしょう。

 

 

黒滝さんはご自分の料理の知識や

自分の目と足で見つけた希少な食材を

私にも、普通はライバルと目される

飲食店さんにも惜しみなく披露している。

 

 

黒滝さん曰く、生産者さんが栄えれば

供給の心配がなくなるじゃないですかと。

 

 

黒滝さんは無自覚でやってるようですが

これ、正に仏教用語で言うところの「自利利他」

なので黒滝さんはライバル店が

「え、そんなこと教えてくれるの?」

「え、うちが取引したら買えなくなるかもよ?」

と言われるのが不思議でしょうがないと言います。

 

 

俗に「顧客の囲い込み」とか言いますし

そりゃ、商売人はもとより誰だって

自分が手にしたものを取られたくはない。

 

 

がしかし「囲い込み」も行き過ぎると知識や情報

人脈もノウハウも、気づかぬうちに賞味期限が切れて

街もヒトも商売も「衰退」するのではないかと、私は思います。

街もヒトも商売も「囲い込み」の、呪縛から解き放たれないと

「澱む」。

時には空間と時間を超えて、他所で五感をフル稼働させて

みてはいかがでしょうかね?

てなことを感じたのでした。

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