株式会社
北海道 PVGS
「良い戦略は必ずといっていいほど
このように単純かつ明快である。」
上記は
戦略論と経営理論の
世界的権威である
リチャード・P・ルメルトさんが
著作である「良い戦略、悪い戦略」↓
において、かの有名な
トラファルガー海戦において
イギリス海軍が大勝利した
戦略について述べた言葉。
上記の言葉のあとには
さらに以下の文書が続きます。
「パワーポイントを使って
延々と説明する必要などまったくないし
戦略マネジメントツールだとか
マトリクスやチャートといったものも無用だ。」
「必要なのは目前の状況に潜む
1つか2つの決定的な要素
すなわち、こちらの打つ手の効果が
一気に高まるようなポイントをみきわめ
そこに狙いを絞り
手持ちのリソースと
行動を集中すること、これに尽きる。」
戦略系のコンサルタントや
それらのツールを飯の種にしている
方々をオール敵にまわしそうだけどw
言われてみればごもっとも
読み終えて得心した私です(^.^)
冒頭の事例が
生きるか死ぬかの戦争なんだから
当然のことなんじゃねえの?
トラファルガー海戦なんて
200年以上も前の話だし
当時と今じゃ何もかもが違いすぎる。
それに、現代のビジネスや
会社はそんな単純じゃないよね?
なんて思われる方
というよりもそう思う方こそ
食わず嫌いをせずに
読んでみてくだいませ。
「良い戦略、悪い戦略」↓
なぜなら、
これまた誰もが知る
アップルやウォルマート
インテルやマイクロソフト
セブンイレブンなどが
今日の繁栄に至った戦略が
まさに上記であることが
事例としてとりあげられ
克明に分析、説明されている。
上記について
著者の言葉を借りつつ
私なりに表現すると
「ゴリラとレスリングはしない」
と、いう一語に尽きるかと(笑)
そして特にこの
「ゴリラとのレスリング」と
小見出しがついた
第12章の「優位性」において
紹介されている事例は
スタートアップや
ベンチャー経営者はもちろん
少ないリソースで
ビジネスをおこなう
中小事業者の皆さんや
地方活性化などに
取り組んでいる方々は
ぜひ、読んでみてほしい。
「良い戦略、悪い戦略」↓
かのビスマルクの名言
「賢者は歴史に学ぶ」
が、あらためて
胸にしみた一冊でした(^.^)
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