株式会社
北海道 PVGS
昨日は「アマビズ」主催の
http://ama-biz.jp/
天草バーションアップサミットにおいて
http://ama-biz.jp/avs2020/
ゲストスピーカーとして
登壇させていただきました。
私に与えられたお題は「事業承継」。
固いお題に感じると思いますが
ぶっちゃけトークを交えた話に
会場の皆さんが失笑?して下さり
皆さんのおかげで無事に
お役目を果たすことが出来ました(感謝!)。
お話しした内容を
すべて書き連ねることはできませんので
ひとつだけここではご紹介しますね。
私が事業承継のお仕事を始めたのは
12年前の2008年。あのリーマンショックが
ことの発端というかキッカケでした。
お客さまからの切迫した
ご相談に背中を押される形で
私も徒手空拳・無我夢中ではじめたんですが
ふり返って思えば仕方ないとはいえ
時間に追われずしっかりと
数年かけて準備をすれば
もっといい形で次世代に事業を
引き継げたのではないかと反省も多々あります。
リーマンショックの時は
数か月以内になんとかしてくれ!
みたいな話が殆んどでしたから。。。
それに比べると今のコロナ禍は
足もとの資金がなかばジャブジャブなので
嵐の前の静けさ?慌てて云々という状況ではない。
でもこんな凪(なぎ)の状態が
いつまでも続くはずがないと
今回のイベントを主催された
アマビズさんを筆頭に
天草の関係者の皆さんは
今のうちからという思いをお持ちでした。
私も同感です。
それを裏付けるデータの1つ
中小企業庁が発表したものが
あまりにも衝撃的です。
そしてこれは天草に限った話じゃなく
私がおもに活動している
北海道・関東・中部はもとより
日本全国にいえることです。それは・・・
2025年までに70歳をこえる
中小零細企業の経営者は約245万人。
なんとこのうちの約半数
120万人以上の方が後継者が不在。。。
経営者が70歳で引退する決まりは
ありませんのでお元気であれば
頑張り続けてもちろんOKですよ。
でもね人間いつかは誰しも(私も)
第一線を退かねばならない時が来る。
もし仮に5年後も
120万人の経営者に後継者がゼロだったら
1社に1人の従業員しか
いないと仮定しても120万人
2人であれば240万人の
3人であれば360万人の
雇用が廃業で失われるかもしれない。。。
今回ご縁をいただいて伺った
天草のある熊本県の総人口が約175万人。
1つの県の総人口に匹敵する
雇用が失われる可能性が否定できない。。。
もちろん今もいろんな問題に
皆さん直面しておられますので
それら目先を凌ぐことは大事なことです。
いま駄目になったら未来もないですから。
でもね中小企業経営者の皆さん(私も)
5年なんて長いようで短い。アッという間です。
モノの仕入れならお金さえあれば
いつだってすぐに出来ちゃう訳ですが
後継者を今月中に買ってきて!なんて無理。。。
伴走して育てる時間を考えなきゃ。。。
まだ5年もある!と考えるか
もう5年しかない!と考えるかは
そりゃまあ人それぞれなので
私がつべこべ言う資格はありませんが
こと中小企業の事業承継
後継者問題に関しては
ぜひイソップ寓話の
アリとキリギリスを思い浮かべてほしい。
そしてくれぐれもキリギリスにはならないでくださいね。
私はアリの心を持つ経営者を
持てるすべての力を注いで
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