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ご縁ゴト
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日本史?暗記するだけで退屈だったなあ・・・なんて思われている方。これを是非!

2022.07.10 (日)

 

昨晩、なぜか二次会で
日本史談議に花が咲いたw

皆さんも学校で
日本史を学んだと思いますが
どんな印象をお持ちでしょうか?

年号やら人名やらを
試験や受験のために
暗記するだけで退屈だったなあ・・・

なんて印象を
お持ちの方も
いるんじゃないかと思う。

ええ。垰本も
受験勉強の時は
そう思ってましたから(爆)

「しかし、本当にそうでしょうか?」

「歴史とは
すでに確定してしまった
事実を覚えるだけのものなのか。」

「日本史は
まだわかっていないことだらけの
未知を相手にする学問です。」

という
書き出しではじまる

「日本史を疑え」↓

日本史を疑え (文春新書)


を、読んでみた。

著者は
東京大学史料編纂所教授の
本郷和人(ほんごう・かずと)さん。

バリバリの日本史研究家です。

タイトルに「疑え」とあるとおり
私たちが学校で学んだ
日本史の定説について

「本当にそうなのか?」

「実は●●じゃないだろうか?」

という著者の考察が

今年の大河ドラマの
舞台となっている鎌倉時代や

テレビその他でも
良く取り上げられる戦国時代など

時代ごとに書かれており
私は読んで

「へえ。そんな見方もあるのね。」

てな感じで
飽きることなく一気読みした(^^;)

「日本史を疑え」↓

日本史を疑え (文春新書)


でもね、著者は
俺の見立てが正しいんだ!的な

上から目線の
押しつけがましいことは
一切書いていませんよ。

そして著者が
著作を通じて
伝えたいことは何か?

その思いがよくわかる箇所を
以下に抜粋して紹介します。

=====ここから=====

ある出来事はなぜ起きたのか?

それは後世に
どのような影響を与えたのか?

これは「史実を知る」
だけではわかりません。

「歴史の流れを考える」
必要があります。

そして「考える」ためには
「疑う」必要があります。

特に歴史を疑い
考えることが必要になるのは
時代の変化を説明するときです。

たとえば
江戸幕府はなぜ滅びたのか?

これを説明するには
史実という「点」だけではなく
歴史の流れという「線」を引き

さらには社会の変化という
「面」を捉える必要があるのです。

~中略~

こうした「歴史の流れ」を
考えることは

実は、私たちがいま
生きている世界を考える
ことにもつながります。

事実という「点」をもとに
変化の流れを描き

それがどのような
影響を及ぼすかを考える。

そうした
知的トレーニングにおいても

日本史は格好の
レッスンの場になるはずです。

~中略~

そして
「本当にそうだろうか?」
という問いを持ち続け

自分の頭で
考えることが重要なのです。

=====ここまで=====

日本史の新たな
見方を楽しみながらも

変化の激しい
今の時代を生きる私たちが

これまでの常識や
思い込みに捉われて
思考停止に陥ることを防ぎ

ビジネスや社会の課題解決を
考える一助になると感じた

「日本史を疑え」↓

日本史を疑え (文春新書)


ぜひ、読んでみて下さい。

____________________

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