株式会社
北海道 PVGS
今や日本のどこに行っても
必ずいると言って
過言ではないインバウンド。
きのう佐世保から
観光地として名高い
平戸へ移動する際に
利用したローカル線にも
インバウンドの方が
乗車していましたしね。
インバウンドにも
ローカル線を利用して
いただけるのは
その存続を願う鉄男である
垰本泰隆はありがたい(^.^)
が、その一方
皆さんもご存じの
オーバーツーリズムが
無視できない問題に
なっていることも事実。
そしてそういった
問題を解決するには
どうしたらいいのか?
その糸口を
探っているのが『観光消滅』。
![]() |
著者はNHKのディレクターとして、
クローズアップ現代などの
番組制作に携わった後、
現在は城西国際大学
観光学部教授を務める佐滝剛弘さん。
本書では現状の
オーバーツーリズムを中心に
観光ビジネスの問題点を
丹念な現場調査と
各種のデータに基づいて
冷静かつ網羅的に検証しています。
そのうえで、
これらの問題を解決し
持続可能な観光のあり方を
提言しています。
為政者への批判も
容赦なく書くなど
全体的には厳しめの内容ですが
観光産業に少しでも
携わっている事業者さんや
行政の関係者の方は
目を通す価値がある
一冊だと思います。
『観光消滅』
![]() |
===ここから目次===
はじめに
第一部 崩壊
第一章 「観光立国」の現場を見る
第二章 データが語る「観光立国」
第三章 メディアが増幅する観光
第四章 海外旅行をしなくなった国でも「観光立国」なのか
第五章 「インバウンド富裕層の増加は日本を潤す」は本当か
第二部 消滅
第六章 観光立国の夢を打ち砕く気候変動と情勢不安
第七章 観光どころではない深刻な人手不足
第三部 未来
第八章 観光業界への手厚い助成の是非
第九章 世界遺産は誰のためのものか
第十章 二重価格は観光公害を救うのか
第十一章 五輪や万博は観光客誘致の起爆剤になるのか
終 章 観光を地域や私たちのプラスにするために
おわりに
===目次ここまで===
目先の儲けや地域の賑わいを
否定するものではありませんが
それだけに囚われていると
地域住民との深刻な対立や
常連客の離反などが
いずれ修復できないレベルとなり
中長期的には事業者や自治体にとって
むしろマイナスになると
私自身も全国各地を出張で
おとずれて感じています。
『観光消滅』
![]() |
好調な時期にも油断せず、
将来起こりうる変化に備えて
考えることの重要性を説く、
「禍福は糾える縄の如し」を
思い浮かべながら読んだ一冊。
経営者や地域のリーダーは
ぜひ読んでみてくださいませ。
=====================
↓ビジネスに役立つ気づきを配信!
メルマガ「ご縁ゴト」お申し込みは下記より↓
https://bit.ly/3o1Odl1
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |