株式会社
北海道 PVGS
昨晩、なぜか二次会で
日本史談議に花が咲いたw
皆さんも学校で
日本史を学んだと思いますが
どんな印象をお持ちでしょうか?
年号やら人名やらを
試験や受験のために
暗記するだけで退屈だったなあ・・・
なんて印象を
お持ちの方も
いるんじゃないかと思う。
ええ。垰本も
受験勉強の時は
そう思ってましたから(爆)
「しかし、本当にそうでしょうか?」
「歴史とは
すでに確定してしまった
事実を覚えるだけのものなのか。」
「日本史は
まだわかっていないことだらけの
未知を相手にする学問です。」
という
書き出しではじまる
「日本史を疑え」↓
を、読んでみた。
著者は
東京大学史料編纂所教授の
本郷和人(ほんごう・かずと)さん。
バリバリの日本史研究家です。
タイトルに「疑え」とあるとおり
私たちが学校で学んだ
日本史の定説について
「本当にそうなのか?」
「実は●●じゃないだろうか?」
という著者の考察が
今年の大河ドラマの
舞台となっている鎌倉時代や
テレビその他でも
良く取り上げられる戦国時代など
時代ごとに書かれており
私は読んで
「へえ。そんな見方もあるのね。」
てな感じで
飽きることなく一気読みした(^^;)
「日本史を疑え」↓
でもね、著者は
俺の見立てが正しいんだ!的な
上から目線の
押しつけがましいことは
一切書いていませんよ。
そして著者が
著作を通じて
伝えたいことは何か?
その思いがよくわかる箇所を
以下に抜粋して紹介します。
=====ここから=====
ある出来事はなぜ起きたのか?
それは後世に
どのような影響を与えたのか?
これは「史実を知る」
だけではわかりません。
「歴史の流れを考える」
必要があります。
そして「考える」ためには
「疑う」必要があります。
特に歴史を疑い
考えることが必要になるのは
時代の変化を説明するときです。
たとえば
江戸幕府はなぜ滅びたのか?
これを説明するには
史実という「点」だけではなく
歴史の流れという「線」を引き
さらには社会の変化という
「面」を捉える必要があるのです。
~中略~
こうした「歴史の流れ」を
考えることは
実は、私たちがいま
生きている世界を考える
ことにもつながります。
事実という「点」をもとに
変化の流れを描き
それがどのような
影響を及ぼすかを考える。
そうした
知的トレーニングにおいても
日本史は格好の
レッスンの場になるはずです。
~中略~
そして
「本当にそうだろうか?」
という問いを持ち続け
自分の頭で
考えることが重要なのです。
=====ここまで=====
日本史の新たな
見方を楽しみながらも
変化の激しい
今の時代を生きる私たちが
これまでの常識や
思い込みに捉われて
思考停止に陥ることを防ぎ
ビジネスや社会の課題解決を
考える一助になると感じた
「日本史を疑え」↓
ぜひ、読んでみて下さい。
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