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NPVだけでは見えない“投資の利回り”──IRRが教えてくれる事業の回収力とは?

2025.11.20 (木)

 

昨日は
NPV(正味現在価値)という
“将来のお金をいまの価値に
直して判断する考え方” を紹介しました。
(昨日の内容はこちら↓)
https://hokkaidopvgs.jp/date/2025/11/19/

ちょうど昨日、垰本泰隆は
とあるお客さまとNPVの話をしていて、
「この事業は本当にプラスの価値を生むのか?」
という点を一緒に検討したところでした。

今日は、
そのNPVと並んで昨日も検討した
投資判断でよく使われる
IRR(内部収益率)の概要を紹介します。

■ IRRとは
「この投資は、どれくらいの利回りがあるの?」
を表す数字

IRRを一言でいうと、
その投資が“何%くらいの利回り(年率)で
お金を生んでいるのか”を示す数字です。

銀行の「年利○%の預金」を
イメージすると分かりやすく、

IRRは、事業投資が
“どれくらい効率よくお金を増やすか”
の指標とも言えます。

■ 感覚で理解するIRR
たとえば、こんな事業があったとします。

・初期投資:1億円
・毎年の回収:1,500万円

この場合、
「この投資って年◯%くらいで
お金が増えているのと同じか?」
を示してくれるのがIRRです。

その利回りが
会社の投資判断基準を上回っていれば、
「この案件は良さそうだ」と判断しやすくなります。

■ ただしIRRだけで判断するのは危険
便利な指標ですが、こんな落とし穴があります:

・いつキャッシュが返ってくるか?で結果が変わる
・前提が甘いと、高く見えてしまう
・IRRが高くても、実際の回収が遅いケースもある

昨日のお客さまとも、
「この前提どおりにキャッシュが返ってくるのか?」
という点を慎重に確認しました。

つまりIRRは、
数字だけでなく、その前提となる
“事業のストーリー”の現実性
とセットで見ることが欠かせません。

NPVとIRRは“意思決定”を支える2つの視点
・NPV:いまの価値に直して、本当に価値が生まれるかを見る
・IRR:投資の利回りをシンプルに把握する

この両方を見ることで、
「この事業はやるべきか?」
「リスクとリターンのバランスはどうか?」
が、ぐっと判断しやすくなります。

■ 今日のまとめ
・IRRは「投資が生む利回り(年率)」を示す数字
・だが、前提や回収時期を丁寧に確認しないと誤解を生む
・NPVとIRRを合わせて見ると、事業の本当の姿が立体的に見えてくる

経営の判断軸をひとつ増やすだけで、
見える景色は大きく変わります。

以上、3日間にわたり
お届けした内容が
少しでも皆さまの
意思決定の参考になれば嬉しいです(^.^)

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その事業は本当に今やる価値がある? NPVという物差しで見直すと、判断が驚くほどクリアになる

2025.11.19 (水)

 

最近、事業計画について
相談を受ける機会が続いています。

そのなかで改めて感じたのは、
「事業って、ストーリーと数字が
噛み合った瞬間に一気に前へ進む」ということです。
(参考:https://hokkaidopvgs.jp/date/2025/11/18/

誰に・何を届けて・どう価値を生むのか。

その流れが自然に描けていると、
数字も無理なくついてくる。

逆にこのストーリーが曖昧だと、
どれだけ数字をいじっても
“何となく違和感が残る”。

そんな経験は、
多くの経営者の方が一度はあると思います。

そうした話の中で、
先日お客さんとも話題になった
NPV(正味現在価値/Net Present Value)

という考え方を
今日は取り上げたいと思います。

NPVは簡単に言えば、
「将来のお金の流れを
“今の価値”として評価し直す」方法です。

たとえば、
5年後に100万円入る計画があっても、
それが“今の100万円”と
同じ価値かといえば、そうではありません。

お金には“時間の価値”があります。

だから、将来のキャッシュフローは
“割り引いて”現在価値に直して
考える必要があるわけです。

NPVがプラスなら、
「この事業は今やる価値がある」と
判断しやすくなります。

逆にマイナスであれば、
アイデアは良くても
収益化の立ち上がりに無理がないか、
もう一度見直すサインになります。

そして垰本泰隆が重要だと考えるのは、

NPVの元になるキャッシュフローが
「ストーリーとつながっているか」です。

数字だけで作ったキャッシュフローは、
ちょっとした前提が変わるだけで
簡単に崩れてしまいます。

誰に何を提供して、
どうお金が回って戻ってくるのか――

この“物語”が腑に落ちていれば、
NPVも説得力を持ち始めます。

昨日も書きましたが、
ストーリーを明確にすることで
NPVの“数字の筋”も整ってきます。

事業を考えるとき、
人はつい“将来の収益”に目が行きがちです。

でも本当に見るべきは、
「その将来の収益は
“今の価値”に直すとどうなのか?」という視点です。

これがあるだけで、
意思決定の精度は大きく上がります。

新しい取り組みを考えている方も、
事業再構築を検討している方も、

ぜひNPVを手がかりに
「いま本当にやる価値があるのか」を
見直してみてください。

ストーリーと数字が
噛み合う感覚を、きっと実感できるはずです。

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事業計画がうまくいく企業の共通点――数字とストーリーが噛み合う瞬間とは?

2025.11.18 (火)

 

昨日は、お客さまと
事業計画を作っていました。

数字を見たり、
ターゲットを見直したり、課題を整理したり…。

あれこれ議論しているうちに、
「ああ、事業計画って結局ここだよな」
と改めて思ったことがあります。

それは、事業計画で一番大事だと
垰本泰隆が考える
“数字とストーリーの一貫性”です。

事業には必ず“なぜやるのか”があります。

「誰のどんな困りごとを解決するのか?」
「なぜ今やるのか?」
「なぜ自社がやるのか?」

これらをはっきりさせると、
数字がスッと決まっていきます。

逆に、数字だけを先につくると違和感が出ます。

「その売上、どこから来るんだろう?」
「この価格、本当にお客様に受け入れられるのかな?」

そんな引っかかりが増えていきます。

昨日の打ち合わせでも、
何度も行ったり来たりしました。

「その価格なら、ターゲットはこの層ですね」
「この販売方法だと、数字はこう動きますね」

といった調整を繰り返すたびに、
計画が少しずつ整っていきました。

事業は
“誰に・何を・どう届けて・どう収益化するか”
で成り立っています。

この流れをハッキリ見える化すると、
数字が自然に立ち上がります。

売上やコストの積み上げでも、
無理筋な数字を作ることがなくなる。

そして最後に必ず確認したいのが、
ストーリーと数字のズレです。

言っていることと、
書いている数字が矛盾していないか?

ここが揃った瞬間、計画は一気に
“実行できる計画”に変わります。

ストーリーと数字の
わずかな差をつぶしていくたびに、
計画がどんどん強く、
筋の通ったものになっていく。

結局のところ、事業計画の肝は
“自然に整う状態”をつくること。

ストーリーがあり、
そこから数字が立ち上がる。

この流れがある計画は、
迷いが減り、実行段階でもブレません。

昨日の仕事で私自身も
この大切さを再確認し、
やっぱり事業計画づくりは
面白いなと改めて思ったのでした(^.^)_

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イノベーションを生み続ける企業は何が違うのか? 日清食品・安藤家が語る突破の哲学

2025.11.17 (月)

 

会社の無形資産は?
――と聞かれたら、
最近では多くの経営者が

「従業員!」

と答えると思いますし、
垰本泰隆もまったく同感です。

ただ、もう一つの
重要な無形資産として
「創業者精神」がある――。

これは、カップヌードルでお馴染みの
日清食品の先代社長・安藤宏基さんが
自著の中で語っておられた言葉です。

その自著がこちら↓
『カップヌードルをぶっつぶせ!』

カップヌ-ドルをぶっつぶせ!: 創業者を激怒させた二代目社長のマ-ケティング流儀 (中公文庫 あ 68-1)

そして今回、
私に強烈な印象を
呼び覚ましてくれたのが、
もう一冊のこちら。

『日清食品をぶっつぶせ』

日清食品をぶっつぶせ

著者は、安藤宏基さんの後継者であり、
日清食品創業者・安藤百福さんの孫で、
現在は日清食品の代表取締役社長・
日清食品ホールディングス
副社長/COO の安藤徳隆さんです。

結論からいえば、
お父さんの著書に負けず劣らず、
面白くて一気読み!

カップヌードルに迫る
知名度を手にした「カレーメシ」、

完全栄養食などの
イノベーションが生まれるまでの
生々しいやり取りが惜しみなく書かれており、

それらの挑戦はまさに
イノベーションのジレンマを
突破するための好例だと強く感じました。

事業承継の現場では、
「先代から受け継いだ会社を
どう守り、どう伸ばせばよいか?」
「どこに突破口があるのか?」
と悩む後継者が本当に多いです。

本書『日清食品をぶっつぶせ』

日清食品をぶっつぶせ

で語られる考え方は、
まさにその悩みを
打ち破るヒントに満ちています。

===ここから目次===

プロローグ 定例会議
第1章 刷新と革新 カレーメシ誕生の舞台裏
第2章 創意と習合 クセになるCMの設計術
第3章 破壊と創造 最適化栄養食への挑戦
第4章 原点と拡張 クリエイティブと経営
第5章 即興と責任 挑戦的風土のデザイン
第6章 科学と芸術 クレイジーな経営者
第7章 継承と進化 創業家経営の未来
エピローグ 反骨
おわりに

===目次ここまで===

とくに第7章で紹介される
日清食品のイズムを端的に示した
「日清10則」は必読です。

シンプルでありながら
経営者・起業家の心に刺さる言葉ばかりで、
中でも私が一番グサッときたのが、この一文。

≪自ら創造し、
他人に潰されるくらいなら、自ら破壊せよ。≫

まさに、事業承継・経営の核心に触れる言葉です。

『日清食品をぶっつぶせ』

日清食品をぶっつぶせ

経営者、後継者、起業家の皆さん、
間違いなく “読む価値のある一冊” だと断言します。

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「当たり前」を極める人がチャンスをつかむ――mitoriz創業者に学ぶ“成功する創業者像”

2025.11.14 (金)

突然ですが、創業者と聞いて
皆さんはどんなイメージを持つでしょうか?

・一度会ったら忘れられない強烈なキャラ
・リスクに立ち向かい挑み続ける姿
・カリスマ性があって近寄りがたい存在

このような印象が強い方も多いと思います。

垰本泰隆は創業者と日々仕事をする中で、
確かにその「強烈さ」を感じる場面はたくさんあります。
(もはや慣れてしまい、少しマヒしているくらいですが…笑)

しかし、そうした“派手な側面”とは裏腹に、
成功する創業者に共通するのは「当たり前を極める力」
だとずっと感じてきました。

とはいえ、それをうまく言語化できずにいたとき、
見事に言い当ててくれた本がこちらです。

『「当たり前」を極める人だけがビジネスチャンスをつかむ』

「当たり前」を極める人だけがビジネスチャンスをつかむ??アサヒビール出身ベンチャーmitoriz創業者の流儀

著者は、アサヒビールの社内ベンチャー制度を利用して独立した
mitoriz創業者・木名瀬博さん。

本書では、同社の主力事業である
ラウンダー事業が立ち上がるまでの
課題と挑戦が語られています。

(※ラウンダー:
メーカー営業の代わりに小売店で販促・売り場づくりを行う仕事)

章立てを辿ると、
“当たり前に見える地道な取り組みをどう積み上げてきたか”が
丁寧に描かれていることがよくわかります。

『「当たり前」を極める人だけがビジネスチャンスをつかむ』

「当たり前」を極める人だけがビジネスチャンスをつかむ??アサヒビール出身ベンチャーmitoriz創業者の流儀

===目次===
第1章 女性パートの生産性は正社員の4倍である
第2章 パートは「安い労働力」などではない!
第3章 商売の原点、商売の創造
第4章 無限に広がるmitorizの可能性
第5章 mitorizが描く未来地図
===目次ここまで===

特に心に残ったのが、著者が定義する
「要領よく働く」とは何か? という問いへの答え。

“ここぞというときに想定外の努力をし、
満点を超える120点を取りにいくこと”

これは、私がこれまで見てきた成功者たちが
“まさに無意識に実践している

行動パターン”と完全に一致しました。

奇をてらうのではなく、
当たり前に見えることを誰よりも真剣に積み重ねる。
その継続こそが、事業の成長を支えているのだと
改めて気づかされます。

『「当たり前」を極める人だけがビジネスチャンスをつかむ』

「当たり前」を極める人だけがビジネスチャンスをつかむ??アサヒビール出身ベンチャーmitoriz創業者の流儀

起業家・経営者だけでなく、キャリアを真剣に考える
全ビジネスパーソンにおすすめしたい一冊です。

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