株式会社
北海道 PVGS
「フェイクニュースに騙されるな!」
今やこの警告は
日常茶飯事ですね。
自らが
その発信者になるのは論外として
お互いに充分注意したいのが
フェイクな情報を
SNSなどで悪気なく
拡散してしまうこと。
その結果、最悪の場合
賠償責任が生じるほか
自らの社会的信用も失いかねません。
てなわけで垰本泰隆も
発信者の端くれとして
己を戒めるため
『フェイクニュース時代の科学リテラシー超入門』を
読んでみました。
著者は40万部越えのベストセラー
『99.9%は仮説』で知られる
サイエンス作家の竹内薫さん。
前著も面白かったが
本書も面白くて一気読みでした(^.^)
よく「科学的に正しい●●」
なんて説明や謳い文句がありますが、
著者は本書でまずは、
「科学的に正しい=最初から100%正しい」
ではないことを述べています。
なぜならば科学である以上、
反証が可能であるから。
ようは
今まで正しいとされていた科学的な根拠が
さらに研究や検証をした結果、
それが覆されて
あらたな科学的根拠が成立する
可能性があるということ。
そして著者いわく
今までの科学的根拠が
間違いだと証明する理論が出てきたときに、
自分の中で情報を修正し
アップデートできることが重要で
そういったリテラシーを持つと
フェイクや怪しげな情報から
身を守ると説いています。
『フェイクニュース時代の科学リテラシー超入門』
===ここから目次===
はじめに
第1章 科学にまつわる「思い込み」の罠
第2章 あなたのまわりにひそむ「非科学的」思考
第3章 科学リテラシーを鍛える習慣
おわりに
参考文献
===目次ここまで===
「医者だからといって、
本当に専門家とは限らない」
「健康食品で使われる
「波動」はすべてインチキ」
「事故による死者数が
もっとも多いのは、実は水力発電」
などなど
「そうだったのか!」が
たくさん載っていて勉強になった一方
「現代社会は安全すぎて、
判断力が身につかない」という
著者の言葉が強く印象に残った。
そしてこれが
フェイクに翻弄される
原因の一つではないかと感じた次第。
『フェイクニュース時代の科学リテラシー超入門』
フェイク情報から
身を守りたいと考える全ての皆さんへ、
楽しみながらも深い学びを得られる
お薦めの一冊です。
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