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足元は絶好調!でも、このまま突き進んだら待っているのは「消滅」。。。

2025.01.20 (月)

 

今や日本のどこに行っても
必ずいると言って
過言ではないインバウンド。

きのう佐世保から
観光地として名高い
平戸へ移動する際に

利用したローカル線にも
インバウンドの方が
乗車していましたしね。

インバウンドにも
ローカル線を利用して
いただけるのは

その存続を願う鉄男である
垰本泰隆はありがたい(^.^)

が、その一方
皆さんもご存じの
オーバーツーリズムが

無視できない問題に
なっていることも事実。

そしてそういった
問題を解決するには
どうしたらいいのか?

その糸口を
探っているのが『観光消滅』

観光消滅 観光立国の実像と虚像 (中公新書ラクレ)

著者はNHKのディレクターとして、
クローズアップ現代などの
番組制作に携わった後、

現在は城西国際大学
観光学部教授を務める佐滝剛弘さん。

本書では現状の
オーバーツーリズムを中心に
観光ビジネスの問題点を

丹念な現場調査と
各種のデータに基づいて
冷静かつ網羅的に検証しています。

そのうえで、
これらの問題を解決し
持続可能な観光のあり方を
提言しています。

為政者への批判も
容赦なく書くなど
全体的には厳しめの内容ですが

観光産業に少しでも
携わっている事業者さんや
行政の関係者の方は

目を通す価値がある
一冊だと思います。

『観光消滅』

観光消滅 観光立国の実像と虚像 (中公新書ラクレ)

===ここから目次===

はじめに

第一部 崩壊

第一章 「観光立国」の現場を見る
第二章 データが語る「観光立国」
第三章 メディアが増幅する観光
第四章 海外旅行をしなくなった国でも「観光立国」なのか
第五章 「インバウンド富裕層の増加は日本を潤す」は本当か

第二部 消滅

第六章 観光立国の夢を打ち砕く気候変動と情勢不安
第七章 観光どころではない深刻な人手不足
第三部 未来
第八章 観光業界への手厚い助成の是非
第九章 世界遺産は誰のためのものか
第十章 二重価格は観光公害を救うのか
第十一章 五輪や万博は観光客誘致の起爆剤になるのか

終 章 観光を地域や私たちのプラスにするために

おわりに

===目次ここまで===

目先の儲けや地域の賑わいを
否定するものではありませんが

それだけに囚われていると
地域住民との深刻な対立や
常連客の離反などが

いずれ修復できないレベルとなり
中長期的には事業者や自治体にとって
むしろマイナスになると

私自身も全国各地を出張で
おとずれて感じています。

『観光消滅』

観光消滅 観光立国の実像と虚像 (中公新書ラクレ)

好調な時期にも油断せず、
将来起こりうる変化に備えて
考えることの重要性を説く、

「禍福は糾える縄の如し」を
思い浮かべながら読んだ一冊。

経営者や地域のリーダーは
ぜひ読んでみてくださいませ。

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