
株式会社
北海道 PVGS
昨日の打ち合わせで
「オルツの粉飾決算が
悪影響を及ぼしてますかね。。。」
なんて話になった
昨今のIPO(新規株式公開)の状況。

今後の上場審査等には
少なからず影響はあると
垰本泰隆も思いますが
それだけが要因じゃない。
というわけでまずは
2025年上半期のIPOについて
ざっくり振り返りたいと思います。
1.IPO件数の大幅減少
一般市場での上半期の
IPOは28件にとどまり、
昨年上半期の38件から約26%減。
2014年以来、上半期で
30件を下回るのは初めてです。
2.グロース市場のIPOも半減
東証グロース市場のIPOは18件で、
昨年上半期の34件から約半減。
この背景には
主幹事証券会社難民の増加や、
東証の上場維持基準厳格化などが
あると考えます。
3.主幹事証券会社の構成に変化
グロース市場を中心に
最近主幹事件数が多かった
SBI証券のシェアが減少し、
フィリップ証券や東洋証券が
地方上場での主幹事に名を連ねるなど、
新たな動きが出ています。
4.監査法人構成の変化
ビッグ4といわれる
大手監査法人によるシェアが約40%
(前年上半期は約50%)に低下する一方、
中堅・中小規模の
監査法人のシェアが増加し、約60%となりました。
5.グロース市場の上場維持基準見直し
上記2でも
チラッと書いたとおり
去る2025年4月22日に、
上場5年経過後から
時価総額100億円以上が
求められる新基準が発表されました。
(現行は上場10年後から40億円以上)
これからIPOを目指す企業は、
主幹事探しの難易度が
さらに上がる可能性があります。
6.プロ市場・地方市場への多様な展開
TOKYO PRO Marketでは21社が上場(前年同水準)。
福岡PRO Marketも2024年12月の開設後、
2025年上半期には単独上場が1社あり、
地方やプロ市場への展開が進んでいます。
というわけで
今年上半期は件数こそ減ったものの、
市場やプレーヤーの多様性が増したと私は思います。
以上、今回は上半期の概要を
中心に紹介しましたが、下期以降の見通しや
今後予想されることなどについては
近日中に改めて書きたいと思います。
それでは、また次号で!

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