株式会社
北海道 PVGS
録画を忘れてしまい
あー、シマッタと思っていた番組が
深夜に再放送しており見ることができた。
NHKスペシャルの「大廃業時代」。
ご覧になった中小企業経営者の皆さん
多かったのではないかと思います。
私の亡き父は
小さな貸衣装店を経営していました。
父は2006年に廃業したんですが
その時に父が私に言った言葉
人間と同じく会社にも
寿命があり引き際があるんだ。
今回見た番組でも
同じ言葉が使われていて
父の言葉を思い出した。
で、話をもとに戻すと
番組では意見の異なる二人の専門家が
「廃業賛成派」と「廃業反対派」
の立場で、持論を展開していた。
私も事業承継のサポート業務をおこなっており
興味深く見ました。
私の意見は、廃業するか、廃業しないかは、結果論である。
廃業するにしても、廃業しないにしても
不幸な結末を招かないためには
着手するタイミングが全てだと思う。
番組でも言っていた
余裕のあるうちに進路を考える。
これには、もろ手を挙げて激しく同意。
時間的にも金銭的にも
追い詰められてから、慌てて動いて
仮に会社や事業の売却が出来たとしても
大概は、足元を見られて安く買い叩かれる。
で、結果として会社の
売却すら叶わなかった時に、廃業せざるを得なくなる。
廃業してチャラパーなら
まだ、御の字ですけど、これまた大概
負債だけが残る。。。
過去13年間、数多のご相談を、受けてきましたが
残念ながら7割近くが、追い詰められてからの相談。。。
幸いなことに半数以上は、
最悪の事態を避けることが出来ましたが
残り半数は、言わずもがなです。。。
先んじてやったことの失敗は
取り戻せることが可能性がありますが
遅きに失して失敗したことは
リカバリーが、かなりきつく
その失敗が命取りになることが多い。
私ごとですが、亡き父の見事な引き際が
残された家族、特に母の生活基盤が
今に至るまで守られていることが
私にとっては大きな教訓となっている。
会社を
次の世代に引き継ぐにしても
手じまいをするにしても
後悔することのない引き際になるよう
準備を始めるタイミングだけは、間違えないでくださいね。
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