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「自分には特別な才能がない」と悩む経営者・事業責任者へ。イノベーションの本当の入口

2025.12.08 (月)

 

日々、壁打ち相手を務めていると、
こんな言葉を耳にすることがあります。

「私のような凡人が、
イノベーションなんて起こせる自信がありません」

んー。そうかなあ。
凡人の垰本泰隆はw

この言葉にずっと違和感を抱いてきました。

なぜなら、これまで多くの
経営者や事業責任者と向き合ってきて、

いわゆる“天才”と呼ばれるような人は、
ぶっちゃけ超少数派だからです。

本人は至って普通。
派手な経歴があるわけでも、
突き抜けた才能を誇示するわけでもない。

それでもイノベーションを起こし、
事業を前に進めていく人たちがいる。

そんな私の実感を、
そのまま言語化してくれた一冊に出会いました。

それが
『超凡人の私がイノベーションを起こすには』です。

超凡人の私がイノベーションを起こすには ストーリーで読み解く「理論×実践」 (日本経済新聞出版)

著者は日本経済新聞社の記者、
杜師康佑(とし・こうすけ)さん。

世の中では
「イノベーション」という言葉が使われるたび、

特別な才能や天才的ひらめきが
前提であるかのように語られがちです。

が、イノベーションとは、
選ばれた一握りの人だけの
ものではないことが、本書を読めばよくわかります。

ごく普通の人が
イノベーションを起こすための
ヒントとなるアイデアや事例を、
ストーリー形式で書いてあるので、
読みやすさも抜群ですよ♪

壁打ちの現場で
私が目にしてきた変化の瞬間も、
決して派手なアイデアや
劇的なひらめきから生まれてきたものではありません。

むしろ、

・現場の違和感を言葉にできたとき。
・「当たり前」を疑い始めたとき。
・何度も話すうちに、考えが整理されていったとき。

そうした積み重ねの先に、イノベーションが生まれる。

本書を読みながら
「まさにこれだ」と、何度も頷かされました。

そして本書は、
「自分は凡人だから、イノベーションは起こせない」

という思い込みを、
声高に否定するのではなく、
静かに外してくれる点に価値があると思います。

・現場を見る。
・考える。
・話す。
・試す。
・振り返る。

この営みを愚直に
続けていける人であれば、
誰にでもイノベーションは起こせる。

本書は、そのことを理屈ではなく、
実感として腹落ちさせてくれる一冊でした。

『超凡人の私がイノベーションを起こすには』

超凡人の私がイノベーションを起こすには ストーリーで読み解く「理論×実践」 (日本経済新聞出版)

===ここから目次===

はじめに
第1章 イノベーションは天才のものだ、という誤解
第2章 「超凡人」とは何者なのか
第3章 凡人がイノベーションを生む思考の型
第4章 現場から生まれるアイデアの正体
第5章 試行錯誤を続ける力
おわりに

===目次ここまで===

最後に、もしあなたが、

・「自分には特別な才能がない」と感じている。
・「イノベーションなんて、自分には関係ない」と思っている。
・日々、現場と向き合いながらも、突破口が見えずにいる。
・アイデア不足ではなく、考え方の整理に悩んでいる。

そんな状態にあるのなら、
この本はきっと、肩の力を抜いてくれるはずです。

凡人であることは、弱みではありません。

むしろそれは、イノベーションに
最も近い立ち位置なのだと、
改めて教えてくれる一冊、

『超凡人の私がイノベーションを起こすには』

超凡人の私がイノベーションを起こすには ストーリーで読み解く「理論×実践」 (日本経済新聞出版)

ぜひ読んでみてください。

=====================

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