
株式会社
北海道 PVGS
昨日は
NPV(正味現在価値)という
“将来のお金をいまの価値に
直して判断する考え方” を紹介しました。
(昨日の内容はこちら↓)
https://hokkaidopvgs.jp/date/2025/11/19/
ちょうど昨日、垰本泰隆は
とあるお客さまとNPVの話をしていて、
「この事業は本当にプラスの価値を生むのか?」
という点を一緒に検討したところでした。
今日は、
そのNPVと並んで昨日も検討した
投資判断でよく使われる
IRR(内部収益率)の概要を紹介します。

■ IRRとは
「この投資は、どれくらいの利回りがあるの?」
を表す数字
IRRを一言でいうと、
その投資が“何%くらいの利回り(年率)で
お金を生んでいるのか”を示す数字です。
銀行の「年利○%の預金」を
イメージすると分かりやすく、
IRRは、事業投資が
“どれくらい効率よくお金を増やすか”
の指標とも言えます。
■ 感覚で理解するIRR
たとえば、こんな事業があったとします。
・初期投資:1億円
・毎年の回収:1,500万円
この場合、
「この投資って年◯%くらいで
お金が増えているのと同じか?」
を示してくれるのがIRRです。
その利回りが
会社の投資判断基準を上回っていれば、
「この案件は良さそうだ」と判断しやすくなります。
■ ただしIRRだけで判断するのは危険
便利な指標ですが、こんな落とし穴があります:
・いつキャッシュが返ってくるか?で結果が変わる
・前提が甘いと、高く見えてしまう
・IRRが高くても、実際の回収が遅いケースもある
昨日のお客さまとも、
「この前提どおりにキャッシュが返ってくるのか?」
という点を慎重に確認しました。
つまりIRRは、
数字だけでなく、その前提となる
“事業のストーリー”の現実性
とセットで見ることが欠かせません。
■ NPVとIRRは“意思決定”を支える2つの視点
・NPV:いまの価値に直して、本当に価値が生まれるかを見る
・IRR:投資の利回りをシンプルに把握する

この両方を見ることで、
「この事業はやるべきか?」
「リスクとリターンのバランスはどうか?」
が、ぐっと判断しやすくなります。
■ 今日のまとめ
・IRRは「投資が生む利回り(年率)」を示す数字
・だが、前提や回収時期を丁寧に確認しないと誤解を生む
・NPVとIRRを合わせて見ると、事業の本当の姿が立体的に見えてくる
経営の判断軸をひとつ増やすだけで、
見える景色は大きく変わります。
以上、3日間にわたり
お届けした内容が
少しでも皆さまの
意思決定の参考になれば嬉しいです(^.^)
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