
株式会社
北海道 PVGS
最近、事業計画について
相談を受ける機会が続いています。
そのなかで改めて感じたのは、
「事業って、ストーリーと数字が
噛み合った瞬間に一気に前へ進む」ということです。
(参考:https://hokkaidopvgs.jp/date/2025/11/18/)
誰に・何を届けて・どう価値を生むのか。
その流れが自然に描けていると、
数字も無理なくついてくる。
逆にこのストーリーが曖昧だと、
どれだけ数字をいじっても
“何となく違和感が残る”。
そんな経験は、
多くの経営者の方が一度はあると思います。
そうした話の中で、
先日お客さんとも話題になった
NPV(正味現在価値/Net Present Value)

という考え方を
今日は取り上げたいと思います。
NPVは簡単に言えば、
「将来のお金の流れを
“今の価値”として評価し直す」方法です。
たとえば、
5年後に100万円入る計画があっても、
それが“今の100万円”と
同じ価値かといえば、そうではありません。
お金には“時間の価値”があります。
だから、将来のキャッシュフローは
“割り引いて”現在価値に直して
考える必要があるわけです。
NPVがプラスなら、
「この事業は今やる価値がある」と
判断しやすくなります。
逆にマイナスであれば、
アイデアは良くても
収益化の立ち上がりに無理がないか、
もう一度見直すサインになります。
そして垰本泰隆が重要だと考えるのは、
NPVの元になるキャッシュフローが
「ストーリーとつながっているか」です。
数字だけで作ったキャッシュフローは、
ちょっとした前提が変わるだけで
簡単に崩れてしまいます。
誰に何を提供して、
どうお金が回って戻ってくるのか――
この“物語”が腑に落ちていれば、
NPVも説得力を持ち始めます。
昨日も書きましたが、
ストーリーを明確にすることで
NPVの“数字の筋”も整ってきます。
事業を考えるとき、
人はつい“将来の収益”に目が行きがちです。
でも本当に見るべきは、
「その将来の収益は
“今の価値”に直すとどうなのか?」という視点です。

これがあるだけで、
意思決定の精度は大きく上がります。
新しい取り組みを考えている方も、
事業再構築を検討している方も、
ぜひNPVを手がかりに
「いま本当にやる価値があるのか」を
見直してみてください。
ストーリーと数字が
噛み合う感覚を、きっと実感できるはずです。
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