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事件にされなければ、日本がYouTubeを生み出したかもしれない。。。

2023.07.09 (日)

 

さかのぼること
20年前の2003年に起きた

ウィニー(Winny)事件を
皆さんは覚えていますか?

若い皆さんは
今年の3月に公開された映画
「Winny」で初めて知ったかもですね。

天才プログラマーと言われた
金子勇さんが2002年に開発し
2チャンネルで公開した
P2P技術を利用した
ファイル共有ソフトのウィニー。

ウィニーを開発した金子勇さんが
著作権法違反のほう助に問われ
2004年に逮捕・起訴されたが
約8年にわたる裁判を経て
2011年に最高裁で無罪となった事件です。

そして金子勇さんは
2013年に42歳の若さで
病気で亡くなられました。

歴史に「もし」はないが
もし、金子勇さんが
今もご存命であれば

そして上記の事件に巻き込まれ
無駄な時間を過ごすことなく
その天才ぶりを遺憾なく発揮できれば

今ではGAFAに席巻された
IT分野を日本がリードし
YouTubeのようなプラットフォームも
日本が生みだした可能性が大いにある。

本当に?まさか!

と思われる方はぜひ

『国破れて著作権法あり』↓

国破れて著作権法あり ~誰がWinnyと日本の未来を葬ったのか (みらい新書)

を、読んでみて下さい。

著者は著作権法に精通した
米国弁護士であり
国際大学グローバル
コミュニケーションセンターの
客員教授も務める城所岩生さん。

権利を守る盾である
日本の著作権法が

日本の発展を阻害し
前述したような
いわば国益すら
害したともいえる
重大な問題を詳細に
論じているのが

『国破れて著作権法あり』↓

国破れて著作権法あり ~誰がWinnyと日本の未来を葬ったのか (みらい新書)

です。

垰本泰隆はこれを読んで
悔やんでも悔やみきれない
気持ちになりました。。。

法律はルールは
人間が幸せになったり
平和で安心に暮らすなど
いわば目的を達成する手段のはず。

が、その手段が神聖化され
時代の変化に適応せず
結果、本来の目的を見失った結果

金子勇さんのような悲劇を生み
GAFAを始めたとした
海外勢にチャンスをくれてやった。

何故そんなことになったのか?

欧米と日本の著作権法の違いは?

日本の著作権法を
どのように変えなければ
ならないのか?

などについて
専門家である著者が

『国破れて著作権法あり』↓

国破れて著作権法あり ~誰がWinnyと日本の未来を葬ったのか (みらい新書)

で詳細に述べています。

内容の全てが
心に刺さりまくりましたが
あえて一つ選んでご紹介します。

===ここから引用===
(一部垰本が補足加筆)

2012年4月、
幕張メッセで金子勇氏の
講演を聴いた私(著者)は、
質問の冒頭で、

「金子さんは日本人に生まれて
不幸だったかもしれない。
なぜなら欧米版ウィニーを
開発した欧米の技術者は、
金子さんのように後ろ向きの裁判に
7年半も空費させられることなく、
その後、無料インターネット電話の
スカイプを開発して、
億万長者になったからです」と述べた。

===以上ここまで===

IT技術者の育成や
スタートアップ育成など
さまざまな政策が
ここ数年で立ち上がってますが

病理ともいえる
本質的問題に
メスを入れずして
本当にこれらの政策が
実効あるものになるのだろうか。。。

中小ベンチャー
スタートアップの皆さんは勿論

支援者の皆さんや
司法、行政、立法を担う皆さん

いや、全ての日本人に
ぜひ読んでいただきたいと
痛烈に感じた一冊でした。

『国破れて著作権法あり』↓

国破れて著作権法あり ~誰がWinnyと日本の未来を葬ったのか (みらい新書)

__________________

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