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150年前に誕生し、35年前に消えたもの。そして将来への大胆な提言。

2022.12.10 (土)

 

今年は鉄道開業
150周年という
鉄男(垰本泰隆)にとって
メモリアルな年。

そして国鉄
(日本国有鉄道)が
JRに分割民営化されて
35年目の節目でもある。

35年前
中学2年生だった垰本泰隆は
分割民営化の前日に友達と
国鉄全線乗り放題の切符で
一日じゅう乗りまくってw
別れを惜しんでいた。

なんて回顧もあり

『国鉄~日本最大の
企業の栄光と崩壊~』

国鉄?「日本最大の企業」の栄光と崩壊 (中公新書)


を読んだ。

著者は国鉄を経て
JR九州の
初代社長をつとめた
石井幸孝(いしい・よしたか)さん。

国鉄の誕生から発展
そして衰退までの
栄枯盛衰を克明に記した
かなり読み応えのある内容。

そして
書かれている様々な問題と
その根底や背景にあるもの。

国鉄という主語を
現代の企業や自治体に
置きかえても通ずるものがある。

国鉄が抱えていた病巣は
現代の企業や自治体にも
内在するもので

働き方改革などの
制度設計の変更だけでは
変わらないと著者は喝破する。

『国鉄~日本最大の
企業の栄光と崩壊~』

国鉄?「日本最大の企業」の栄光と崩壊 (中公新書)


ただし、批判で終わらず
日本の将来像もふまえた
鉄道の未来のあり方について
かなり大胆な提言をしている。

その1つが新幹線を
物流で大いに
活用すべきというもの。

壮大で大胆だが
著者の専門性と
データなどにもとづく
緻密な仮説に頷けた。

そして垰本泰隆も
縁が深い北海道。

JR北海道の
経営が極めて厳しいことは
周知の事実だが
その改善提案についても
踏み込んで書かれている。

ので
北海道の皆さんには
ぜひ読んでほしいし

そのほかの地域の
皆さんにもぜひ
読んでみてほしい。

日本型組織の問題と
その処方せん

少子高齢化がすすむ
日本のこれからの
あり方を

鉄道という
レンズを通して提言する

『国鉄~日本最大の
企業の栄光と崩壊~』

国鉄?「日本最大の企業」の栄光と崩壊 (中公新書)


鉄道ファンのみならず
手に取ってほしい一冊です。

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