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大抵やって来るのは、忘れられたあと。

2020.07.05 (日)

 

 

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九州は熊本を中心とした
大雨による災害の報道が続いております。

かつて仕事や旅で訪れた場所も多く
惨状を見て少なからずショックな上に

お知り合いも何人かいて
無事を祈ることしかできず、もどかしい。

毎年のようにどこかで
大雨や台風で災害が発生していますが
今年は更にコロナ対策もあって

関係者の皆さまのご苦労をお察しします。

そして繰り返される報道で
天候が回復した後でも油断禁物ですよ。

後から濁流が襲ってくる可能性が
充分ありますからね。

まさに危機はタイムラグでやってくる

そして言葉を変えれば、危機は

忘れたころにやってくる

ではなく

忘れられたころにやってくる。

と、私は強く思います。

今回の大雨被害に限らず
昨年までに自然災害で被害を
受けられた各地でも

まだ復旧しきれないところ
たくさん、ある筈です。

だけど今は殆ど報道されず
被害を受けられた方以外は
恥ずかしながらワタシも含め

すでに忘却の彼方ではないでしょうか。

つまり世の中の関心が
向けられている間はまだいいんです。

たくさん助けも来ますし
様々な手をさしのべて貰える。

とどこおりがあれば世間の批判が増し
いろいろと改善もされたりする。

これって今回の、というか現在進行形な
コロナによる経済危機も一緒じゃないかな。

緊急事態宣言が出ていた間は
もうそれこそ、コロナの話題ばっかりで
各種の支援制度の拡充や
使い勝手の悪い制度の改善もされました。

が、宣言が解除されて
1カ月超たちましたが経営者の皆さん

売上や顧客があっという間に
元通りになりましたか?
右肩上がりで推移してますか?

残念ながら私が日々見聞する範囲では
そうはなっていません。

恐らく目先の資金繰りを
支援制度で一息ついている
少なからぬ中小事業者の皆さんに

本当の危機がやって来るのは
支援が一巡しちゃった
年末とか年明けとかじゃないかと。

つまり危機はタイムラグでやってくる

その時に慌てても
恐らく今のような助けはないですよ。

今のうちに自衛をお薦めします。本当に。

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