北海道PVGSは「地域活性化のプロデュース」を行う会社です

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争わない。なにもない。でも「勝つ」。

2020.05.29 (金)

 

 

 

初めて訪れた岐阜県は美濃市。

名古屋中心部から車で1時間ほど
高速道路が整備されており便利な立地。

 

 

古い街並みが中心部に残っており

散歩?いやいや視察でしたが風情があっていいところでした(^.^)

 

 

今回視察にご協力くださった地元の伝統産業である
美濃和紙の製造業を営んでいるTさん。

故郷の活性化を担う中心人物として
仲間と会社を立ち上げ古民家をリノベし

宿泊やイベント施設などの運営をされています。

 

 

美濃には長期滞在を促すような
集客施設や観光スポットもないし

そのあげく金もノウハウもないのに
勢いだけで始めましたと笑いながら謙遜されていましたが

いやいや真摯な情熱を内にしっかり秘めておられる。

 

 

確かに手元資金も乏しく
宿泊やイベント施設の運営ノウハウも
お持ちでなかったことは確かです。

 

 

が今はその道のプロたちが
Tさんの志に賛同されてチームとなり
しっかりと地歩を築かれています。

で成果をあげつつある取り組みを
一言でいいかえれば「何もない」を「売り」にした。

です。

 

 

ホテルのようにきめ細やかで
作り込まれたホスピタリティは提供したくても、できません。

 

 

が、それ故に適度な距離感で放っておかれるが
かえってお客さんは心地よかったり。

 

 

古民家ゆえのすき間風も別な意味で心地が良かったり(笑)。

 

 

下手すりゃクレームになり
そこまでいかずとも一般的には
マイナスと捉えられてしまうことを

むしろ「そうだよね」「いいね」と
お客さんが納得しているわけです。

 

 

何故かって?
答えは実にシンプルで、お客さんに包み隠さず正直に

古民家ってこういうもんです

我らが美濃はこういうことなんです

って説明を尽くしているからです。

 

 

実は訪れる前から情報だけは得ていたんですが

ご当地の美濃で、とある方々がふんだんに資本を投じて
立派過ぎる位にリノベした古民家宿泊施設が

1年とたたずに売りに出されたという
なんとも皮肉な顛末。。。

 

 

ハード的には明らかに勝っているのに負けるという現実。

 

設備としては優れていても
お客さんが優れた設備を望んできてないんですから

ようは期待外れで来なくなった。。。

 

 

金も人手も不足しているから
ライバルに勝てるはずがないと
ついつい考えてしまいがちですが

今回ご紹介した事例では
それらが劣っている方が結果として勝ち残ったわけです。

 

 

皆さんのご商売でも一見すると

弱みやマイナスと思えるものが

発想を、説明を変えるだけで「ウリ」になる可能性

がないでしょうかね?是非、考えてみて下さいね。

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