株式会社
北海道 PVGS
私が尊敬している企業再生分野を手掛ける先輩と
打ち合わせをしていたなかで
先輩が仰った言葉に深く感じ入りました。
愚痴や文句ってのは裏返せば宝の山なんだよ。という言葉。
私も企業再生を何件も手がけてまいりました。
そりゃね、うまくいっていない会社ですから
概して社内の空気は重く悪い(爆)。
働いている皆さんからすれば先行きが不安なうえに
異分子がとつぜんやってきて警戒心もあらわですよ。
が、徐々に付き合いを深めて
人間関係ができてきますとね、大きく二つに分かれるんですよ。
皆さんの反応や態度が。
一方は、ここぞとばかりに
愚痴やら不満のオンパレードを、どんどこぶつけてくる方々。
もう一方は暖簾に腕押し。
ほとんど反応らしい反応もなく、日々淡々と行動される方々。
別な言い方をすれば自分のこと以外には「無関心」な方々。
で、最終的にどちらが会社の再生に大きく貢献するかというと
前者の愚痴と不満をいう方々なんですよ。
愚痴や文句って、言葉としてみると嫌な感じですが
裏を返せば「関心」があるということ。
今はダメダメな会社だけと、この会社でこの仕事を続けたい。
だから何とか良い方向に変わってほしいという
願いの裏返しでもある。
モンスター●●みたいな度を超えたのは論外ですが。。。
そりゃ誰しも、いや私だって
愚痴や文句を聞き続けるのは嫌ですが
実はその愚痴や文句の中に、企業再生をおこなうにあたって
改革や改善をするためのヒントが隠されていたりするんですね。
経営者や管理監督者は愚痴や文句を紋切りするのみではなく
それが単なる利己的な我がままなのか
それとも未来につながる改善改革のヒントなのかを
見極める嗅覚を研ぎ澄ませましょうね。
私も引き続き研鑽します。T先輩に感謝(^.^)
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