株式会社
北海道 PVGS
来週、東京で同社の方と会う約束があり
予習を兼ねて下記の本を読了しました。
株式会社トランビ代表の高橋聡さんの著作
「起業するより会社は買いなさい」
起業するより会社は買いなさい サラリーマン・中小企業のためのミニM&Aのススメ【電子書籍】[ 高橋聡 ]
M&Aの仕事をしていると
関連本を買う動機が、偏るんですよ。
業務に必要な知識を、補充するためだけになる。
関連する法律の新設や改正で
新たな学びをしなければならない時とか。
今回、高橋さんの本を読んでみての感想。
新たな知識を得たというよりは
「うんうん。分かる。それ共感。」
な気持ちになった箇所が沢山ありました。
トランビが運営するのはM&Aのマッチングサイト。
会社や事業を
売りたい人と買いたい人の出会いの場。
このサイトの運営は
3年ほど前からされていたようですが
私が知ったのは今年の年初。
業界人なので
業界の常識に凝り固まってたんです。
M&Aの世界は情報管理を一歩間違えると
お客様企業の信用を全て瓦解しちゃう
非常にナーバスな世界。
故に私も細心の注意を常に払うし
故に、ネットでマッチングは無理じゃね?
的に最初は思っちゃいましたが
その辺はしっかりと考えていることが
書籍を読んで理解できました。
起業するより会社は買いなさい サラリーマン・中小企業のためのミニM&Aのススメ【電子書籍】[ 高橋聡 ]
何よりもね、M&Aにおいてお客様の、最大の悩みである
売りたい人や買いたい人と、どうやって出会うの?
に、このサイトは応えているワケです。
従来、M&A事業者や金融機関等が一手に握っていた
「売りたい、買いたい」情報を顕在化させた。
こう書いちゃうと
お前、商売敵を何、持ちあげてんの?バカじゃね?
と、思われそうですが
私は、むしろ大歓迎。このあり方。
理由はね、幾つもありますが
私のような専門サービスを
お客様に提供する人間が
より、本来力を入れるべきサービスに注力できる。
そして、ブローカーのような偽物に
お客様が振り回される可能性が低くなる。
無論このサイトでも、いい加減な情報を登録する奴が出るなど
問題は発生するでしょうし
M&Aにおける全てが解決はしないでしょう。
それは著者も著作で認めている。
起業するより会社は買いなさい サラリーマン・中小企業のためのミニM&Aのススメ【電子書籍】[ 高橋聡 ]
が、今までクローズされていた
これら情報の「可視化」がもたらすメリットは
デメリットを上回ると私は確信します。
加えて、私ら専門家や専門サービスを
提供する人間も、仕事が減るどころか、増えます。
但し、クローズ環境に安住して
ブローカー商売だけをやっていた
偽物は、確実にパージされますがね。
長々と書いちゃいましたが
この業界は、暗黙知が唯一の武器だ!
で飯が食べれる時代は、いずれ必ず終わるなと。
私も「暗黙知」の「可視化」を
より一層、意識して日々、取り組みます。
遡ること7年前の2012年
北海道初心者マークだった私が
札幌で知りあったOさん。
弁護士と公認会計士の資格を持ち
英語と中国語が堪能で、日本国内はもとより
海外でも活躍されてます。
こんなキャリアを見たら
普通、相手が尻込みしますが
Oさんの気さくな人柄が
それをさせることなく
私とも対等にフランクに接してくれます(*^-^*)
因みに0さんは、道外の生まれ育ちですが
札幌で司法修習をしたご縁で、北海道が大好きになって
ご家族は札幌にお住まいです(#^.^#)
弊社のビジネスパートナーでもあり
北海道の仕事を幾つかご一緒しています。
で、そんな二人の酒の肴は、いつも必ず北海道の話。
昨晩も結果「熱い」語りに(爆)。
Oさんに感謝しながら改めて思うことは、
ビジネスを共に推進するにおいて
(ビジネスに限りませんが)
人同士のベクトルが合うが、マストだなと。
スキルだけなら、優れたものをお持ちの方は沢山おられる。
我々よりも優れた方々は、星の数ほどおられる。
「スキル」は責任もって、仕事を遂行する「最低要件」です。
私らの業界もつい、スキルだけをPRする悪弊があり
相当、意識して気をつけないと
私その罠に、いつの間にかハマってます。
で、スキルだけで、パートナー選びをすると
結果、長続きしない。。。
これって実は、コンサル業界だけじゃなく
あらゆる事業体・企業でも同じです。
「実績」「経験」は「エントリー」の「要件」。
これに加えて
役職員の採用や、ビジネスパートナー選びには
ベクトルが合うか?を忘れずに。
日経新聞の「私の履歴書」。
日経新聞の愛読者には
この記事のファンが多いようですし
私もその一人で、毎回、楽しみです(#^.^#)
今月の主人公は
健康食品や無添加化粧品で有名な
ファンケルの創業者であり会長の池森賢二さんです。
私が20年ほど前に、IT企業の
CFO(最高財務責任者)として
IPO(株式上場)目指して、七転八倒していた最中に
私が勤務するIT企業に
出資してくださったファンドの
関係者のお一人に池森さんがおられて
幾度か、ご一緒させて頂いたことから
私が抱く勝手な親近感と
過日発表された
ファンケルとキリンの資本業務提携
池森さんが事業承継のため、資本業務提携を
決断された経緯を書かれているので
いつにも増してドハマって読んでおります。
ファンケルは大企業かつ上場会社ですが
当然、ゼロからの創業時代があった訳で
連載記事でその歩みが披露されており
我々中小事業者にも示唆に富む内容が
沢山ありますので、是非読んでください!
じゃあ、あまりにもアレなので($・・)/~~~
読んで考えさせられたうちの
一つだけ、ご紹介したいと思います。
「ヒトは大きく、インプット型とアウトプット型に分かれる。」
その後に続く内容を要約すると
インプット型は理解力に優れ、
アウトプット型は表現力に優れる。
大手企業において
アウトプットに優れる方々は
立身出世しチャンスに恵まれることが多い。
一方
インプットは優れているが、アウトプットが苦手な方は、
残念ながら日の目をみる可能性が低い。
中小事業者や個人事業主が
どんなに良い商品やサービスを生んでも
それを
「アウトプット」出来なければ
「知られないよ。売れないよ」です。
とは申せ、会社それぞれ
持ち味も得手不得手もある訳でして
アウトプットを鍛えるぞ!と
思うことは出来るが、何をどうしたらいいか。
が、その後に続いた、池森さんのお言葉にヒントが。
池森さんが大手企業からファンケルに迎えた方が
インプットには優れているが
アウトプットを不得手としていることが分かり
無理してアウトプットを強要せず
インプットで力を発揮できる
部署や役割を与えたら、メキメキと
頭角を現して、最終的には
会社に欠かせない幹部になられた。
サービスや商品には自信があるけど
どうも、営業力が、PR力が
イマイチなんだよなあ。って
悩んでいる中小事業者や
個人事業主に置き換えて考えると
逆説的になりますが
アウトプットに優れる会社なり
ビジネスパートナーなりと手を組めばよい。
モチロン、アウトプット力のある
ヒトを雇うのでもOKですが
そういうヒトは引く手あまたですから
中小事業者がゲットするの、大変です。
限られた時間とリソースのなか
経営者として、ビジネスパーソンとして養うべきは
「自社の、己の不得意を見極める目」
と
「自社の不得意を、誰に補ってもらうかを選ぶ目」
じゃないかな。
明日からの連載も楽しみにしてます(*^-^*)
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