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ご縁ゴト
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2026年の賃上げ、よその会社は何%?中小企業・小規模企業の実態を見てみた

2026.09.30 (水)

 

よその会社がどうしているのか?

中小企業の経営者なら、
誰もが気になる「賃上げ」の状況。

でも、面と向かって
「今年、いくら上げました?」とは、
ちょっと聞きにくいですよね。。。(汗)

昨日も打ち合わせで、
そんな話になりました。

というわけで、
今日は参考になりそうな
データをシェアします。

まずは、労働組合の中央組織である
連合が公表した「2026春季生活闘争まとめ」↓。
https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/roudou/shuntou/index2026.html

2026年春闘の加重平均は、
5.01%(16,400円)と
3年連続で5%台となりました。

一方、
300人未満の中小組合では、
4.69%(12,866円)。

全体よりは低いものの、
それでも4%台後半です。

では、労働組合がなく、
さらに小規模な企業ではどうでしょうか?

そこで参考になるのが、
日本商工会議所・東京商工会議所の
「中小企業の賃上げ・賃金改定に関する調査」↓。
https://www.jcci.or.jp/news/research/2026/0608113015.html

全国の中小企業
2,260社を対象にした調査で、
20人以下の小規模企業では、
賃上げ率は3.38%、
賃上げ額は9,170円でした。

全体でも4.01%(11,366円)なので、
企業規模による差が見えてきます。

さらに興味深いのが、
「賃上げをしたかどうか」です。

全体では71.3%の企業が
「実施済」または「実施予定」。

ところが20人以下の
小規模企業では59.9%。

「現時点では未定」
という企業も31.2%あります。

そして、もう一つ気になる数字が
「防衛的な賃上げ」です。

これは、
業績が改善している
わけではないけれど、
賃上げを実施・予定しているケース。

全体では60.9%、
20人以下の小規模企業では
66.3%に達しています。

つまり、
賃上げをしている会社の中でも、
「儲かっているから上げる」というより、

「人が採れない」
「辞められると困る」
「物価が上がっている」

といった理由で、
やむを得ず賃上げしている
会社がかなり多いわけです。

実際、防衛的な賃上げの理由は、
・物価上昇への対応 68.2%
・人材の確保・採用 66.7%
となっています。

一方、賃上げを見送る理由は、
・売上の低迷 55.0%
・資金面での余力不足 44.2%
・原材料費等のコスト負担増 40.3%
・景気の先行き不透明 34.9%
という結果です。

こうして数字を並べてみると、
中小企業経営者の苦悩がかなり見えてきます。

賃上げしないと人材確保が難しい。
でも、賃上げすれば当然、人件費は増える。

その原資を確保するには、
価格転嫁や生産性向上も必要になる。

「何%上げるか」
という数字だけを見るのではなく、
「なぜ、その賃上げをするのか?」

ここまで考えることが、
経営者にとっては大事だと思います。

ちなみに業種によっても違いがあります。

製造業、医療・福祉・介護業、
情報通信・情報サービス業では、
8割を超える企業が賃上げを
「実施済」または「実施予定」。

一方、小売業、宿泊・飲食業など
BtoC業種では、相対的に低い結果となっています。

そして、医療・福祉・介護業や
宿泊・飲食業では、
賃上げ企業の7割以上が「防衛的な賃上げ」。

業種による事情の違いもかなり大きいです。

「よその会社はいくら上げているのか?」
は気になるところですが、
単純に平均値だけを見て
「うちも5%!」とするのは、ちょっと危険。

会社の規模、業種、
地域、業績、そして人材採用の状況。

いろいろな条件を踏まえて、
自社にとって無理のない、
そして社員にも
納得してもらえる賃金水準を考える。

そのための参考情報として、
今回の調査を見てみると
よいかなと思います。

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