
株式会社
北海道 PVGS
いよいよ今回が、
「経営者のための『株主との付き合い方』」最終回です。

(前回の内容は下記リンクご参照↓)
https://hokkaidopvgs.jp/date/2026/09/17/
これまで9回にわたって、
株主の権利や、
株主と経営者との関係について
お伝えしてきました。
最初は、
「株主にはどんな権利があるのか?」
からスタートし、
・議決権だけではない
・持株比率によって権利が変わる
・株主総会には大切な役割がある
・少数株主にも権利がある
・会計帳簿を見せてください。
・株主から提案されることもある
・会社は誰のものなのか?
・株主とどこまで情報を共有するのか?
と、一つひとつ考えてきました。
そして最終回のテーマは、
「誰を株主にするのか?」です。
資金調達をするとき、
経営者が最初に考えるのは、
「いくら調達できるのか?」です。
もちろん資金は大切です。
でも、私はそれだけで株主を
決めてはいけないと思っています。
なぜなら、株式を発行するということは、
「お金を受け取ること」であると同時に、
「新しい株主を迎えること」だからです。
株主になってもらえば、
その人には株主としての
さまざまな権利があります。
そして、株主になってもらった後も、
その人との関係は続いていきます。
だからこそ、
「この人は、会社の将来について
どんな考えを持っているのか?」
「経営者と意見が違ったとき、
きちんと話し合える人なのか?」
「会社が苦しいときにも、
一緒に考えてくれる人なのか?」
「この人に株主になってもらうことで、
会社は本当に良くなるのか?」
垰本泰隆は
こういったことまで
考えておく必要があると思います。
これは、
VCから資金調達をするときも、
取引先と資本提携をするときも、
親族以外の人に株式を渡すときも、
基本的には同じです。
「一番高い評価額をつけてくれたから。」
「一番たくさん出資してくれるから。」
それだけで決めてしまうと、
後になって、
「こんなはずではなかった。」
ということになりがちです。
資本政策では、
何%を誰に持ってもらうのか、
という数字がとても重要です。

でも、その数字の向こう側には、
必ず「人」がいます。
そして、その人との関係が
会社の将来を左右することがあります。
私はこれまで、
VCとして投資する側、
IPOを目指す会社で株主を迎える側、
そして現在は社外CFOとして
経営を支援する側から、
さまざまな会社を見てきました。
その経験から思うのは、
「誰からお金を調達するか?」という問いは、
「誰と一緒に会社の未来をつくっていくのか?」
という問いでもある、ということです。
資本政策は、
単なる数字の設計ではありません。
株主との関係を含めた「経営の設計」です。
だからこそ、株式を発行するときには、
「いくら集められるか?」だけではなく、
「誰に株主になってもらうのか?」
を、ぜひ一度考えてみてください。
全10回にわたってお届けした
「経営者のための『株主との付き合い方』」は、
今回で終了します。

資本政策とクロスオーバーから始まり、
株主の権利を一つひとつ見てきました。
この連載が、これから資金調達や
資本提携を考える経営者の皆さんにとって、
「誰に株主になってもらうのか。」
を考えるきっかけになれば幸いです。
最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。
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