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ご縁ゴト
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『人文知は武器になる』を読んで考えた、AI時代に歴史を学ぶ意味

2026.09.24 (木)

 

シルバーウィークは
家族旅行先でノンビリしつつ、
読書をしていました。

旅行に持っていく本は、
やっぱり軽いほうがいい。

ということで、重くない(笑)新書の
『人文知は武器になる』を選んでみました。

人文知は武器になる (文春新書)

本書は、ベストセラー作家で
独立研究者の山口周さんと、
「歴史を面白く学ぶコテンラジオ」MCの
深井龍之介さんによる対談本です。

AIの驚異的な発展をはじめ、
社会が急激に変化している今日。

これまでの「常識」や「正解」が、
そのまま通用するとは限らなくなっています。

そんな時代に、
羅針盤をどこに求めればいいのか。

本書では、
ビジネスパーソンにとって、
今だからこそ人文知、
特に歴史を学ぶことが重要だと説いています。

「そんなの、仕事に役に立つの?」
そう思う方も多いでしょう。

実際、日本の教育現場でも、
いわゆる文系的な勉強は将来役に立たない、
という風潮が強まっているように感じます。

そう感じる皆さんの気持ちも、
わからなくはありません。

人文知や歴史を学んだからといって、
目の前の問題がすぐに
解決するわけではありません。

売上が増えるわけでもないし、
資金繰りが改善するわけでもない。

即効性という意味では、
確かに弱いのかもしれません。

でも、
だからこそ大切なのではないか。

本書を読んで、
そんなことを改めて考えました。

「賢者は歴史に学ぶ」
という言葉があります。

歴史を学ぶことは、
単に過去の出来事を
暗記することではありません。

先人がどんな選択をし、
どんな失敗をし、
社会がどのように変化してきたのか。

それを知ることで、
目の前で起きていることを
少し長い時間軸で見ることができる。

そして、一つの出来事を
一つの視点だけで見るのではなく、
別の角度から考えることもできる。

垰本泰隆はこれを、
思考の「基礎体力」の
ようなものだと思っています。

特にAI時代になると、
この力はむしろ重要に
なるのではないでしょうか。

AIは、さまざまな情報を集め、
整理し、答えを出すことが
どんどん得意になっています。

そうなると、
人間に求められるのは
「答えを出す力」だけではなく、
「そもそも何を問うのか」を
考える力ではないか。

つまり、
「問いを立てる力」です。

そして、
その問いを立てるための土台になるのが、
人文知や歴史なのだと思います。

本書では、歴史をどう学び、
どう現在や未来を考える材料に
するのかについても語られています。

『人文知は武器になる』

人文知は武器になる (文春新書)

===ここから目次===

はじめに 山口周
第1章 ビジネスパーソンに人文知は必須である
第2章 すべての出来事は過去に起きている
第3章 歴史はどう動くのか
第4章 歴史を武器にする独学の技法
第5章 これからの世界
第6章 日本の未来
おわりに 深井龍之介

===目次ここまで===

これから世界は、日本は、
アメリカはどうなっていくのか。

そして、企業はこれから
どんな役割を果たしていけばいいのか。

こうしたテーマについて、
歴史を手がかりにした
興味深い見方が示されています。

が、
・著者の二人が言っているから正しい。
・有名な人が言っているから信じる。

それでは、人文知を学んだ意味がありません。

「本当にそうなのか?」
「別の見方はないのか?」
「過去の事例から考えると、どうなのか?」

そんなふうに、一度立ち止まって考える。

そのための材料を増やしてくれるのが、
本書で語られる人文知や歴史なのだと思います。

なんとも矛盾しているようですが(笑)、
本書を読み込むことで、
「著名人が言っているからと妄信しない力」も身につけられる。

経営の世界でも、正解が最初から
用意されていることは、まずありません。

だからこそ、過去を知り、
いまを考え、未来について問いを立てる。

AIがますます賢くなる時代だからこそ、
人間には人間にしかできない「考える力」が必要になる。

そんなことを、
旅行先でノンビリしながら考えた一冊、
『人文知は武器になる』

人文知は武器になる (文春新書)

旅行に持っていく本としても、
軽くておすすめです(笑)。

=====================

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