
株式会社
北海道 PVGS
きのうは、
株主には議決権だけではなく、
会社法によって認められた
さまざまな権利があることを
お伝えしました↓
https://hokkaidopvgs.jp/date/2026/08/25/
では、その権利は、すべての株主が
同じように持っているのでしょうか?
実は、そうではありません。
株主の権利の多くは、
「何株持っているか」ではなく、
「何%持っているか」によって変わります。

つまり持株比率が、
会社との関わり方を大きく左右するのです。

たとえば、
株式を1株持っていれば、
株主総会に出席し、
議決権を行使することができます
(議決権制限株式などを除きます)。
しかし、それだけで
株主総会の招集を請求したり、
会計帳簿の閲覧を請求したり
できるわけではありません。
一定以上の持株比率など、
会社法で定められた要件を
満たす必要があります。
そして経営者として
特に意識しておきたいのが
以下の数字(割合)です。
・1%
・3%
・3分の1
・過半数
・3分の2
これらは会社法の実務で
たびたび登場する数字です。

たとえば、ある比率を超えると
請求できる権利が増えたり、
逆に、一定以上の比率を持つことで、
株主総会の決議に大きな影響を与えられるようになります。
資本政策の話でも
お伝えしましたが、株式は単なる
「資金調達の手段」ではありません。
誰に、どれだけ持ってもらうか。
その設計によって、
将来の経営の自由度は大きく変わります。
垰本泰隆はこれまで、
「少しくらいなら大丈夫。」
という考えで株式を渡した結果、
後になって
意思決定が難しくなった会社を
何社も見てきました。
もちろん持株比率が高い株主が
必ず問題になるわけではありません。
しかし、
「何%持っていると何ができるのか」を
知らずに株式を発行することは、
地図を持たずに
大海原へ航海に出るようなものです。
だからこそ経営者には、
持株比率の意味を
理解していただきたいのです。
その理由は、
株主を警戒するためではありません。
会社と株主が、
長く良い関係を築くための
土台となる知識だからです。
というわけで次回は、
「株主総会は誰のためにあるのか?」
をテーマにします。
「オーナー会社だから形式だけ。」
そう考えている経営者は少なくありません。
しかし株主総会には、
会社を守るための大切な役割があります。
その理由を経営者の視点から
分かりやすくお伝えしたいと思います。
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