
株式会社
北海道 PVGS
昨日もそうでしたが、この2年ほどで、
ミーティングや打ち合わせの場では、
その場でAIを活用しながら
議論を進めることが半ば当たり前になりました。
そして垰本泰隆は、
この変化をとても前向きに受け止めています。
実際、仕事でも生成AIを
日常的に活用していますし、
そのおかげで仕事のスピードは大きく向上しました。
一方で、
私が常に肝に銘じていることがあります。
それは、
「漫然とAIを使わないこと」。
言い換えれば、
暇つぶしにネットサーフィンをして、
目に入ってきた情報を何となく
鵜呑みにしてしまうような
使い方をしないということです。
そんな私の問いに、
膝を打つような処方せんを示してくれたのが、
『AIの時代に頭がよくなる人悪くなる人』
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著者は人工生命研究者であり、
千葉工業大学大学院デザイン&
サイエンス研究科教授の岡瑞起さん。
タイトルは実に直截的ですが(笑)、
昨今よく見かける
「AIに乗り遅れるな!」といった
アオリ系の本とは一線を画しています。
理知的で冷静。
それでいて語り口は柔らかく、とてもわかりやすい。
著者は世界各地の
AI研究者や開発者との対話を重ねながら、
「AIは人間の知性をどう変えていくのか?」
「AI時代に人間はどう生きるべきなのか?」
という問いを考え続けています。
本書は、
その現在進行形の思索をまとめた一冊です。
『AIの時代に頭がよくなる人悪くなる人』
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===ここから目次===
はじめに 思いもよらない「差」が起こる世界の到来
第1章 AIは、今どの段階か
第2章 人が打たれ弱くなる世界
第3章 今までに人間が経験したことのないリスクが出てくる
第4章 AIの出現により、価値が上がる人、下がる人
おわりに
===ここまで目次===
私が特に強く共感したのは、
AIを漫然と使い続けることで、
・人が受け身になりやすくなる
・「自分で考えて動く」という感覚が鈍る
・AIに選ばされるようになる
・生み出すことまでAIに任せると、その力は決して伸びない
という指摘でした。
・便利だから使う。
・速いから使う。
もちろん、それ自体は悪いことではありません。
しかし考えることまでAIに委ねてしまえば、
自分の思考力や創造力は少しずつ衰えていく。
これはAIだけでなく、
どんな便利な道具にも
共通することではないでしょうか。
では、AI時代に人間は何を磨くべきなのか?
著者は、
・人間的魅力を持つこと
・身体を使った経験を持つこと
・問いを持つこと
・偏りを持つこと
・美意識を持つこと
を挙げています。
中でも最も印象に残ったのが、
「偏りを持つこと」という言葉でした。
一見すると誤解を招きそうな表現ですが、
私は「良い意味での個性」であり、
「主体性を持つこと」だと受け止めました。
AIは膨大な知識を持っています。
しかし、
「何を大切にしたいのか?」
「何を面白いと思うのか?」
「どんな未来をつくりたいのか?」
それを決めるのは人間です。
だからこそAIを使いこなす人ほど、
自分自身の軸を持つことが重要なのだと思います。
AIは、人間の能力を拡張する便利な道具です。
だからこそ、
気づかぬうちにAIに使われる人ではなく、
真の意味でAIを使いこなす人でありたい。
そのために必要なのは、
新しいAIツールを覚えること以上に、
「問いを持ち続け、自分の頭で考え続けること」。
本書は、
その大切さを静かに、
しかし力強く教えてくれます。
・AIを仕事で活用している方。
・これから本格的にAIを使おうと考えている方。
そして、AI時代を主体的に
生きていきたいと思うすべての方に、
おすすめしたい一冊です。
『AIの時代に頭がよくなる人悪くなる人』
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