株式会社
北海道 PVGS
四半世紀前の
昔ばなしで恐縮ですが、
垰本泰隆が20代半ばの頃に
ベンチャーキャピタル(VC)で
働いていた時のこと。
その勤務先のVCが
台湾の交通銀行と合弁で
台湾でVCを設立しており
そこの社長
(台湾人。以下Aさん)が来日され
私が当時投資をした
日本の半導体ベンチャー企業の
視察のアテンドをしました。
その際、視察先の社長が
Aさんの豊富な知識に舌を巻き
その情熱に感動していた。
その際に私も
Aさんから様々な薫陶をいただき
なかでも
「日本は凄い国だ。
君はその国の一員として
誇りを持って全力で働き
日本と世界に貢献しなさい!」
と言われたことが
今でも忘れられない。
そんな生き方が
出来てるか否かは
読者の皆さんの審判に委ねますがm(__)m
そんな思い出があるので
台湾企業の動向や
半導体ビジネスへの
興味関心を持ち続けており、
『半導体ビジネスの覇者』
~TSMCはなぜ世界一になれたのか?~を
偶然見つけて即買いし
読んでみました。
著者は台湾人の
科学技術ジャーナリストである
王百禄(わん・ばいるー)さん。
皆さんもご存じのとおり
TSMCは世界最大の半導体企業。
現在、約1兆円を投じて
熊本の菊陽町に工場を建設中です。
今夏に熊本を訪れた時にも
その熱量を肌で感じましたが
周辺の土地相場が1年で
約2割も上昇するなどTSMCのパワーは
日本の地域経済にとっても
凄いインパクトをもたらしています。
本書では、
そのTSMCの今に至るまでの歴史や
創業者である
モリス・チャンさんの素顔、
TSMCが持つ
7つの競争優位性や、
技術開発の秘話、
今後10年の展望などを
あますところなく紹介しています。
かつて半導体において
世界トップを走っていた日本が
復権するために
何をすればいいのかをはじめ
グローバル市場で
戦っていくためのヒントを
半導体業界以外の方も
学べる一冊だと思います。
『半導体ビジネスの覇者』
~TSMCはなぜ世界一になれたのか?~
===ここから目次===
推薦文
日本の読者の皆さんへ
序文
第1章 護国神山、TSMC
第2章 TSMC誕生の奇跡
第3章 モリス・チャンとは何者か
第4章 TSMCの七つの競争優位性
第5章 TSMCの技術開発秘話
第6章 今後10年を展望する
謝辞
解説
原注
著者・訳者紹介
===目次ここまで===
少子高齢化で縮む市場など
とかくネガティブな風潮ばかりが
目立って久しい日本ですが
台湾の人口は日本の約2割。
そのほかにも
地政学上のリスクなどを
台湾は背負っているにも関わらず
TSMCのような
世界を席巻する企業が
生まれているわけです。
『半導体ビジネスの覇者』
~TSMCはなぜ世界一になれたのか?~
うちは半導体とは無縁の世界だ!
と決めつけずに
日本の経営者の皆さんに
一読をおススメしたい一冊です。
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