株式会社
北海道 PVGS
さて、本日は
株主資本コストの計算式
『株主資本コスト=
リスクフリーレート
+β(ベータ)
×マーケットリスクプレミアム』
のうち、最後の
「マーケットリスクプレミアム」
について説明します。
※ご参考※
リスクフリーレートとは?
https://bit.ly/3Yxpjwk
β(ベータ)とは?
https://bit.ly/3sdd7EW
マーケットリスクプレミアムとは
株式市場全体のリターンと
リスクフリーレートの差を
示すものです。
株式市場全体とは
日本であれば
TOPIX(東証株価指数)
アメリカであれば
S&P500を
一般的には指します。
最近では
NISAを活用した
積み立て投資などで
「インデックスファンド」
なんて名前を
聞いたことがあるかもしれません。
インデックスファンドとは
TOPIXやS&P500などの
株価指数に連動した
投資信託のことです。
たとえば、皆さんが
インデックスファンドに
投資した場合、
そこから得たい利回り
(要求収益率)は
何%くらいですか?
もちろん、
人それぞれだと思いますが
国債に投資した場合の利回り
(=リスクフリーレート)
よりは「高い」ですよね?
以前説明したように
国債は一般的に
リスクゼロと考えますが
インデックスファンドは
個別株式を買うよりも
安全性が高いものの
国債に比べたら
リスクが高いと考えるのが
普通ではないでしょうか?
にもかかわらず
インデックスファンドから
得られる利回りと
国債から得られる利回りが
「同じ」だったら
納得できないですよね。
つまり、
より高いリスクを
取ることに対する報酬を
投資家は求めるわけです。
そしてそれを
「マーケットリスクプレミアム」
と呼ぶわけです。
以上を数字を用いてまとめると
インデックスファンドへの
投資に対する要求収益率を5%、
国債投資への要求収益率
(リスクフリーレート)を0.5%、
と仮定すると、
5%ー0.5%=4.5%
この「4.5%」が
「マーケットリスクプレミアム」
というわけです。
馴染みのない言葉も多く
戸惑いがあると思いますが
CFOを目指す皆さん、
会社の財務を担当する皆さんは
頭に入れておいてくださいね。
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