
株式会社
北海道 PVGS
日々、経営者や
起業家の皆さんとお話ししていると
必ずと言っていいほど数字の話になります。

売上高、粗利益、営業利益、経常利益など。
・現預金はいくらあるのか。
・借入金はいくら残っているのか。
・売掛金はどれくらいあるのか。
取締役会や経営会議などでは、
こうした数字を見ながら
さまざまな判断をくだしますよね。
でも、
ここで一度考えてみてほしいのです。
その数字、
本当に会社の実態を表していますか?
もちろん、
決算書や試算表の数字が間違っている、
という話ではありません。
会計上は正しい。
でも、
経営判断に使う数字として、本当に十分なのか。
ここは別問題です。
たとえば、
売上が前年より20%増えている。
経営者としては
「順調だ!」と思うかもしれません。
ところが、
その売上の中身をよく見てみると、
利益率の低い案件ばかりだった。
あるいは、
売上は増えているが、
同時に売掛金も大きく膨らんでいる。
「儲かっているはずなのに、なぜかお金がない」
そんなことも、決して珍しくありません。
逆に、
一時的に利益が落ちていても、
将来の成長につながる
投資をしているケースもあります。
つまり、
数字を見ることと、数字を読むことは違う。

垰本泰隆は社外CFOとして
さまざまな会社の経営者と話をします。
その中で感じるのは、
多くの経営者は、数字そのものはよく見ています。
ただ、
「この数字は何を意味しているのか?」
「なぜ、この数字になったのか?」
「この数字は、これからどうなるのか?」
というところまで
掘り下げているかというと、
経営者によってかなり差があります。
経営者に必要なのは、
経理担当者のように
数字を細かく計算することではありません。
数字の向こう側にある
「会社の状態」を見ること。
そして、その数字をもとに、
「このままでいいのか」
「何を変えるべきなのか」
「次に何をするのか」
を判断することです。
だから私は、経営者にとって
「数字を見る力」は、
とても重要だと思っています。
これはIPOを目指す
会社だけの話でもありません。
社員が数人の会社でも、
売上10億円の会社でも、
上場会社でも同じです。
会社が成長すればするほど、
社長一人の感覚だけでは
経営できなくなります。
だからこそ、
「数字は合っている。
でも、経営判断は合っているのか?」
という視点が大切になります。
ただしここでは、
むずかしい会計の話を
するつもりはありません。
社長が決算書や試算表を見るとき、
「ここは何を見るべきなのか?」
「この数字はどう考えればいいのか?」
「数字が変わったとき、経営として何を考えるのか?」
今回からしばらくの間は、そんなことを、
できるだけ実務に寄せて考えていきます。
数字が苦手な社長にも。
数字は見ているけれど、
いまひとつ経営に活かし切れていない社長にも。
そして、
経理から毎月数字を渡されているけれど、
「で、結局どうなんだ?」
と思っている社長にも(笑)。
数字は、
会社の「成績表」にとどまらず、
経営の現在地を教えてくれる、
大事な情報なんですね。
さて、あなたの会社の数字。
ちゃんと「会社の今」を映していますか?
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