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水戸の地で徳川斉昭公の足跡に触れ、何故かラムズフェルドを思い出した。

2024.02.12 (月)

 

昨日は水戸徳川家ゆかりの地を
堪能してまいりました♪

水戸徳川家は

「この紋所が目に入らぬか!」

でお馴染みの
水戸黄門(徳川光圀公)が
群を抜いた存在ですが

最後の将軍
徳川慶喜公の父である、

徳川斉昭公も
中々に強烈な人物です。

「外国船は有無を言わず打ち払え!」

という、
尊王攘夷の旗頭ですから、

現代の価値観で言えば
過激で無謀な軍人だと
シニカルな見方を
されるのかもしれません。

垰本泰隆は
それは斉昭公の
ごく一面にすぎないと思いつつ

水戸で斉昭公の足跡を見ながら

読了した

『ラムズフェルドの人生訓』

ラムズフェルドの人生訓

を思い返した。

そのワケは
「シニカル」「軍人」という
キーワードが共通していたから。

本書の著者は
生きた時代こそ違うものの

斉昭公が
目の敵にしていたアメリカの(爆)

国防長官を二度も務めた
ドナルド・ラムズフェルドさん。
(2021年に逝去)

2度目の国防長官を務めた時は
2001年に発生した
アメリカの同時多発テロへの対処、

その後のアフガニスタン紛争や
イラク戦争への対応などを行った
人物として有名です。

余談ですが
私が当時CFOを務めていた会社は
アメリカの同時多発テロによる
株式市場の大混乱で
上場延期を余儀なくされた(泣)

そのせいもあって、
著者が当時メディアに対し
シニカルな態度を取ることが多く
そのたびに叩かれていたことを
今でも覚えている。

ので、

『ラムズフェルドの人生訓』

ラムズフェルドの人生訓

を興味本位で手に取った。

===ここから目次===

PROLOGUE
はじめに
CHAPTER0「継続は趣味」、わたしが「続ける」ことが好きな理由
CHAPTER1 続けることへの「苦手」をなくす
CHAPTER2 続けることは「仕組み」がすべて
CHAPTER3 続けることで「やり抜く力」は身につく
CHAPTER4 続けるだけで「自分は変わる」
CHAPTER5 続けることで「夢中になれること」を見つける
CHAPTER6 続ける中で「見つけたもの」
EPILOGUE 続けることからはじめよう
あとがき

===目次ここまで===

本書を読み終え、
著者が軍人上がりの
シニカルな政治家という
私が抱いていた印象は一変した。

著者は世襲でもなく、
どちらかというと貧しい家に生まれ、
金なしコネなしで
ゼロからの下積みを経て
軍人から政治家に転身。

が、それにとどまらず
フォーチュン500企業の
CEOも務めるなど
多彩な経験を有している。

そんな著者が
各所で揉まれながら学び得た
教訓の数々は
ビジネスパーソンにも
刺さる内容が多いと思います。

また、世界政治の舞台裏の
エピソードも多く書かれており
(その中の一人にプーチンもいる)

好奇心も大いに満たされると思う♪

本書のオビに
アメリカの元国務長官、
ヘンリー・A・キッシンジャーさんが
以下の言葉を寄せており
これに勝る推薦文は
到底私には書けないので(汗)
引用紹介します。

~嫌われ者だからと
彼の言葉をスルーするのはもったいない。~

~したたかで分析力と説得力に優れた
ドナルド・ラムズフェルドは、
米国政界でも類まれな人物だと言える。
その彼が学び、集めた格言や教訓だ。
これがおもしろくてためにならないはずがない~

『ラムズフェルドの人生訓』

ラムズフェルドの人生訓

宜しければご一読くださいませ。

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